2021年秋クールのドラマは『SUPER RICH』が面白そうだ。主演はここまでのぼりつめて来たかという感がある江口のりこ(えぐちのりこ)。ただ、視聴率を左右し、実質的な主演は赤楚衛二(あかそえいじ)だろう。
『SUPER RICH』は年の差カップルのラブストーリー?
江口のりこが演じる氷河衛は電子書籍を手がけるベンチャー企業「スリースターブックス」の代表取締役CEO。そこにインターンで応募してくるのが赤楚衛二が演じる貧乏学生、春野優だ。育ってきた環境が違う、年の差カップルのラブストーリーといったところか。
赤楚衛二は連ドラ界を牽引する存在になる
赤楚衛二は夏クールの『彼女はキレイだった』に引き続き、今度は準主役。超売れっ子の仲間入りを果たしている。現在27歳。所属事務所は小栗旬、田中圭、綾野剛、間宮祥太朗、坂口健太郎などの主演俳優を輩出しているトライストーン・エンタテイメントだ。先輩の活躍を見る限り、普通に考えて連ドラ界を牽引する俳優になることは間違いない。
『彼女はキレイだった』を見て、赤楚衛二が頂点に立つことを確信
赤楚衛二はイケメン俳優の登竜門、『仮面ライダー』シリーズ(『仮面ライダービルド』)の出身。いまの活躍は約束されていたといえる。これまでいくつか出演作は見ていたが、はっきりと存在を意識したのは『探偵・由利麟太郎』(2020年)の2話だった。水上京香が演じる主人公、エマの恋人役。演技はうまいが、華やかさに欠けると感じていた。その後、テレビ東京の『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(2020年)で連ドラ単独初主演。見ていないので詳しいことはわからないが、話題になったようだ。そして、『彼女はキレイだった』を見て、王道路線の主演クラスにのぼりつめることを確信。はっきりいって、小芝風花の相手役としてキャスティングされていた中島健人をくっていたと思う。演技力の高さは健在だったが、さらに男の魅力が増していた。次回作が楽しみだと思っていた中での『SUPER RICH』である。
王道路線の主演に向けて、『SUPER RICH』は重要
正直なところ、『SUPER RICH』が放送されるフジテレビの木10は視聴率が悪い。ただ、『レンアイ漫画家』(春クール)、『推しの王子様』(夏クール)共に内容は見どころがあった。赤楚衛二がどこまで魅力を披露してくれるのか。ここは次のステップに進む上で重要。王道路線の主演に向けて、その存在感に注目している。
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