さて、ここからは毎年力が入る女優編だ。2021年は森七菜が活躍する年になると思う。ただ、主演クラスはここでは対象外。詳細な選考基準は先にアップした俳優編を見ていただきたい(ネクストブレイク俳優ランキング2021、1位は渡邊圭祐)。ということで、ネクストブレイク女優ランキング2021を発表していこう。
1位:堀田真由(22/アミューズ)
2位:石橋静河(26/Plage)
3位:古川琴音(24/ユマニテ)
4位:森田想(20/ステッカー)
5位:福地桃子(23/レプロエンタテインメント)
6位:吉谷彩子(29/トライストーン・エンタテイメント)
7位:松田るか(25/Grick)
8位:久保田紗友(20/ソニー・ミュージックアーティスツ)
9位:井本彩花(17/オスカープロモーション)
10位:畑芽育(18/研音)
( )内は年齢/所属事務所
1位:堀田真由
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1位は堀田真由(ほったまゆ)にした。存在は認識していたものの、昨年は納得してランク外にした。2020年末の時点で、ここまでのぼりつめてくるとは思っていなかった。『恋はつづくよどこまでも』は出ているかという程度だった(いまにして思えば、脇役なので華やかさを封印していたのかも)。突き刺さってきたのが『エール』で演じたダンスホールの美女。まさかと思った。22歳になって華やかな女に変身していた。その延長線上に『危険なビーナス』のお嬢様役はあったので、ここでは将来の主演候補として見ていた。スターの登竜門であるゼクシィのCMガールに選ばれているし、2021年のさらなる活躍は間違いない。
2位:石橋静河

2位は石橋静河(いしばししずか)にした。俳優編の2位は仲野太賀。偶然にも『この恋あたためますか』の出演者が同ポジションになってしまった。演技はテクニックというよりも、内面から感情が溢れ出てきて感動につながっている。とても魅力的な女優だ。昔はお母さん(原田美枝子)のファンだったが、華やかさは娘の方が上。次は王道路線の主演作を見てみたい。
3位:古川琴音
3位は古川琴音(ふるかわことね)にした。彼女も恋あた組。あるいはエール組ともいうべきか。美人ではないが、何だか魅了される。演技派揃いのユマニテに所属する女優なので、非凡なものを持っているのだろう。さしあたって主演作だったらコメディがいい。その時はイケメンを脇につけておけばベストか。
4位:森田想

4位は森田想(もりたこころ)にした。彼女はエール組。梅(森七菜)の同級生で落ち目の小説家を演じていた。ただ、この時は感じるものはなくて、よかったのが『先生を消す方程式。』の生徒役。激しい感情表現に惹きつけられた。古川琴音と同じく美人ではないがまだ20歳。人生経験(特に恋愛)でガラッと変わる印象はある。主演にのぼりつめた事務所の先輩、清野菜名のあとを追って、さらなる活躍が期待される。
5位:福地桃子

5位は福地桃子(ふくちももこ)にした。今回選んだ上位の女優は取り立てて美人というわけではない。福地桃子もその一人。『#リモラブ』だけでは物足りないと思っていたが、出演歴を調べて驚いた。怪作『女子高生の無駄づかい』にも出演していた。絆創膏や包帯を巻いた変な女子高生の役。これが決め手になった。新垣結衣が所属するレプロエンタテインメントの女優。新垣結衣とはまるで方向性は違うが、ユニークな存在として選んでみたくなった。
6位:吉谷彩子
6位は吉谷彩子(よしたにあやこ)にした。2017年は4位、2020年は5位。毎回順位を下げている。主演クラスにはもう一歩で、でもまだいける可能性はあるので選んでみた。2020年の代表作は『ハケンの品格』。地味なOL役だが、芯が強い女性を演じていた。魅力はある。ただ、若手の台頭があるので20代最後の2021年は正念場。何とか主演ドラマを見てみたいものだ。
旬の女優ランキング2017~2018、4位は吉谷彩子
ネクストブレイク女優ランキング2020、5位は吉谷彩子
7位:松田るか
7位は松田るか(まつだるか)にした。事務所の力が弱いためか、話題作のレギュラー出演がない。ただ、華やかさと存在感はピカイチ。テレビ東京のドラマだが、『女子グルメバーガー部』はよかった。王道路線に引っ張り上げてくれるプロデューサーはいないだろうか。2021年の活躍を祈っている。
8位:久保田紗友

8位は久保田紗友(くぼたさゆ)にした。キャリアは豊富でまだ20歳。2020年は出演作の格が下がっていた。2021年に主演ドラマは控えているが非王道路線。演技者として力はあるし、女としての魅力も上がっているので応援している。ただ、いまは迷走中。何とかふんばってほしい。
旬の女優ランキング2017~2018、5位は久保田紗友
『M』はひどすぎて面白い最低なドラマ、久保田紗友はセクシーで最高
9位:井本彩花

9位は井本彩花(いもとあやか)にした。数年前だったらエリートコースを歩んでいるはずだったが、いまはゴタゴタ騒ぎで有名なオスカープロモーションに所属する女優。状況が変わってしまったので芸能活動を続けていくには不利だろう。ただ、持っているものはいい。『女子高生の無駄づかい』で演じたマジョ役はキュートでコミカル。個性派のキャラクターを魅力的に演じていた点は可能性を感じさせる。本来ならバリバリの主演候補だが、オスカーなので順位を下げてしまった。
10位:畑芽育
10位は畑芽育(はためい)にした。研音に所属する18歳の女優。昨年選んだ先輩、吉川愛を再度ランクインさせるか迷ったが、2021年の勢いは畑芽育の方があると思って選んだ。彼女も『女子高生の無駄づかい』に出ていたが、さらによかったのが『荒ぶる季節の乙女どもよ。』の女子高生役。何だかわからないが、一風変わった雰囲気に惹かれた。大手の女優なので、深夜枠ならいきなりの主演作があっても不思議ではない。
以上で女優ランキングは終わり。自分で設けた選考基準とはいえ、森七菜を選べないのはもどかしい…。
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