亀梨和也にとって『野ブタ。をプロデュース』は過去の栄光、さらなる挑戦を見てみたい

俳優

野ブタ。をプロデュース DVD-BOX

『野ブタ。をプロデュース』(2005年)が好きだった。再放送時は見ないでDVDに録画した。そして2020年、また再放送されている。もう一度見たいとは思わなかった。しかし、話題になっていたので見返してみたら感動した。この頃の亀梨和也(かめなしかずや)はピカピカだった。

亀梨和也や山下智久、堀北真希に魅力を感じなくなっていた

『野ブタ。をプロデュース』はDVDに録画したままで、まだ2005年の本放送時しか見ていなかった。話題になっていなかったら二度と見なかったと思う。再放送を見る気がしなかった理由は、主要キャストの亀梨和也や山下智久、堀北真希に魅力を感じなくなっていたからだ。

亀梨和也が演じる修二が野ブタを思う気持ちに胸が熱くなる

あらためて『野ブタ。をプロデュース』を見返してみて、当時の感覚を思い出した。亀梨和也が演じる主人公、修二が好きだったのだ。他人と適度な距離で接し、誰から嫌われることなく人気者でいる。表面的には軽い。ただ、野ブタ(堀北真希)を思う気持ちは本気。やさしさに満ちた視線や行動に胸が熱くなった。

かつての不良はいまや優等生、面白みに欠ける

当時、亀梨和也は19歳。役柄同様に粗削りで初々しかった。その一方で役者として突き抜けていくイメージがあった。その後は順調にキャリアを積んでいった。いまは破綻がない芝居をしている。しかし、モヤモヤする。かつての不良は(素の彼については知らないが)、いまや優等生。面白みに欠けるのだ。連ドラでいえば『怪盗 山猫』(2016年)がピーク。ちょうど30歳になった頃。KAT-TUNが活動停止した頃と重なる。その後、再始動しているようだ。ただ、ミュージックシーンを賑わせているわけではないし、亀梨和也の中では以前のように燃え上がるものはないような気がする。

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亀梨和也には飽くなき挑戦者でいてほしい

『野ブタ。をプロデュース』を見ていると、いまの亀梨和也と比較してしまう。主演クラスの役者がこじんまりとまとまってしまったら終わりだ。ジャニーズには木村拓哉という飽くなき挑戦者がいる(『グランメゾン東京』は最高だった)。まだ34歳。変化を恐れず、新たなフィールドに挑戦する亀梨和也を見てみたい。

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この記事を書いている人

シュン(@shundrama)。ドラマ好きなおやじ。これからブレイクする俳優や女優を見つけることをライフワークとしている。