柄本佑の抑えた演技が秀逸、『心の傷を癒すということ』は名作

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(1)「神戸、青春の街」

ようやく録画していた『心の傷を癒すということ』を見た。これは名作。柄本佑(えもとたすく)の抑えた演技は秀逸だった。

『心の傷を癒すということ』は暗そうなので見るのをためらった

『心の傷を癒すということ』は2020年1月18日から2月8日にNHKで放送された全4話のドラマだ。レコーダーの自動設定で、たまたま1話が録画された。途中まで見てよさそうだったので、2話以降は予約録画に切り替えた。ただ、ストーリーが暗そうだったので見るのをためらってしまい、約1か月間放置してしまった。

柄本佑が話題になっていたので見たくなった

その後、柄本佑が出演するもう一つのドラマ『知らなくていいコト』も放送を開始した。これも録画しているが、2話まで見て放置。そうこうしている内に柄本佑が話題になり、見たい気持ちが強くなってきた。まずは順番に『心の傷を癒すということ』からということで、2~4話を一気に見た。

柄本佑の役柄は実在した精神科医

柄本佑が演じたのは実在の人物、精神科医の安克昌をモデルにした安和隆。在日韓国人として厳格な父に育てられ、同じく在日韓国人の終子(尾野真千子)と結婚。阪神・淡路大震災発生時に奔走する姿が描かれている。

『その街のこども』のプロデューサーが関わっていた

『心の傷を癒すということ』の1話を見た時にあるドラマを思い出した。NHKで放送された単発ドラマ『その街のこども』(2009年)だ。しみじみとした感動を受ける作品で、DVDに録画して保存している。世間の評判もよく2011年には劇場版として公開された。『心の傷を癒すということ』のスタッフを調べたところ、プロデューサーの京田光広が両作に関わっていた。だから、作風が似ているのだろう。

『心の傷を癒すということ』は音楽の使い方が効果的

『心の傷を癒すということ』はいいリズムで淡々と物語が進んでいく。効果的に使われているのが音楽。静かな背景音と安先生が弾くジャズピアノだ。柄本佑は役作りのためにピアノを練習したらしい。うれしさや悲しみなど、心情を表現する上で効果的だった。

柄本佑は子供の誕生が芝居に好影響を及ぼしたか

安先生は心に傷を負っている患者への接し方が常にやさしい。柄本佑の出演作はざっくり15本くらい見ているが、こんなに余裕がある芝居は記憶がない。どこかで転機があったはず。そこで出演作と私生活の変化を時系列で追ってみた。辿りついたのが2017年。妻・安藤サクラとの間に子供が生まれている。守るべきものができて、俳優人生に大きな影響を及ぼしたのかもしれない。さて、次は『知らなくていいコト』。いま勢いがある俳優、柄本佑の繊細な演技を見るのが楽しみだ。

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トキノヒト

この記事を書いている人

シュン(@shundrama)。ドラマ好きなおやじ。これからブレイクする俳優や女優を見つけることをライフワークとしている。