横浜流星が『あな番』枠のドラマ『シロクロ』で主演、2020年冬クールの目玉になるか

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『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』は清野菜名と横浜流星(よこはまりゅうせい)がW主演を務めるドラマだ。しかし、実質的には横浜流星が牽引していく作品になるだろう。

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横浜流星が日テレの看板枠、水10の主演ではない点に疑問がわいた

放送枠は『あなたの番です -反撃編-』と同じ日本テレビの日10。このドラマを知った時、また横浜流星を起用して視聴率を上げようとしているのかと思った。しかし、横浜流星といえば旬の俳優。どうして日テレの看板枠、水10の主演ではないのか。その疑問を探るため、近1年間の水10と日10の平均視聴率を調べてみた。

・水10の平均視聴率
『家売るオンナの逆襲』(2019年冬)→11.5%
『白衣の戦士!』(2019年春)→8.7%
『偽装不倫』(2019年夏)→10.3%
『同期のサクラ』(2019年秋)→10%台で推移

・日10の平均視聴率
『3年A組』(2019年冬)→11.5%
『あなたの番です』(2019年春)→7.0%
『あなたの番です -反撃編-』(2019年夏)→11.5%
『ニッポンノワール』(2019年冬)→6%台で推移

横浜流星の起用は起死回生の一発か

驚いたことに水10と日10の平均視聴率は大して変わらない。何とか二桁を超えている程度。日テレはTBSやテレ朝のように突き抜けるドラマを制作できていないのだ。この状況は非常にまずいだろう。そこで起死回生の一発として、人気急上昇中の横浜流星が起用されたのではないだろうか。

過去の出演作は大した視聴率ではないが12%は狙える

次に横浜流星の近作を調べてみた。

『初めて恋をした日に読む話』(2019年冬、TBS・火10)→8.5%
『あなたの番です -反撃編-』(2019年夏、日本テレビ・日10)→11.5%
『4分間のマリーゴールド』(2019年秋、TBS・金10)→7%台で推移

TBSと日本テレビに交互に出演している。2局が横浜流星を押さえてしまっているのか。その一方で、想像していたほど視聴率に影響を与えていない。ただ、ファンは増加中だろうから(インスタのフォロワーは12月現在で140万人)、さらに伸びは期待できる。『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』は主演なので出演シーンはこれまでとは比較にならないほど多い。横浜流星を見ているだけでいいというファンはいるはず。目標は12%以上。あとは内容次第だろう。

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『向かいのバズる家族』のような繊細な描写が期待できる

ということで、次にスタッフが手掛けてきた主なドラマを調べてみた。

脚本:佐藤友治(『ブラックスキャンダル』『ブラックリベンジ』『臨床犯罪学者 火村英生の酢入り』『THE LAST COP/ラストコップ』)、蛭田直美(『これは経費では落ちません!』)
演出:遠藤光貴(『遺産相続弁護士 柿崎真一』『たぶらかし~代行女優業・マキ~』)
チーフプロデューサー:岡本浩一(『向かいのバズる家族』『ブラックスキャンダル』)
プロデューサー:福田浩之(『ブラックスキャンダル』『ブラックリベンジ』)、馬場三輝、千葉行利(『僕らは奇跡でできている』『僕のヤバイ妻』『悪夢ちゃん』)
共同プロデューサー:池田健司(『イノセンス冤罪弁護士』『俺のスカート、どこ行った?』『あなたの番です -反撃編-』『ボイス110 緊急指令室』『サバイバル・ウェディング』『今日から俺は!!』)

この中で一番好きだったドラマは最高責任者の岡本浩一チーフプロデューサーが手掛けた『向かいのバズる家族』。表面的には刺激的な内容だったが、内田理央が演じた主人公の繊細な心理描写が琴線に触れたドラマだった。横浜流星が『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』で演じる役はメンタリスト。彼の魅力が引き立つ、繊細な演技がここでも見られそうで期待できる。

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主演にのぼりつめた横浜流星の活躍に注目

果たして、『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』はTBS(『テセウスの船』)やテレ朝(『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』は微妙だが)の話題作をあらゆる面で越えることができるのか。連ドラの主演にのぼりつめた横浜流星の活躍に注目だ。

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この記事を書いている人

シュン(@shundrama)。ドラマ好きなおやじ。これからブレイクする俳優や女優を見つけることをライフワークとしている。