さて、ここからは女優編。詳細な選考基準は先にアップした俳優編を見てもらうとして(ネクストブレイク俳優ランキング2020、1位は新田真剣佑)、早速ネクストブレイク女優ランキング2020を発表していこう。
1位:白石聖(21/芸映プロダクション)
2位:松本まりか(35/A-Team)
3位:唐田えりか(22/フラーム)
4位:吉川愛(20/研音)
5位:吉谷彩子(28/トライストーン・エンタテインメント)
6位:松田るか(24/Grick)
7位:水谷果穂(22/研音)
8位:阿部純子(26/アミューズ)
9位:小川紗良(23/ヒラタオフィス)
10位:鈴木ゆうか(23/プラチナムプロダクション)
( )内は年齢/所属事務所
1位:白石聖
1位は白石聖(しらいしせい)にした。俳優、女優を含めて、一番推したかったのが彼女だ。2019年は『だから私は推しました』のアイドル役が秀逸。これだけで文句なしの1位だったが、早くも2020年冬クールに横浜流星主演(清野菜名も)の注目作『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う』が控えている。主題歌は世界を席巻するシンガー、ビリー・アイリッシュの『バッド・ガイ』。日本テレビの本気度の高さがうかがえる。このドラマの主要キャストに選ばれているのだから、2020年初頭から目が離せない存在であることは間違いない。
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2位:松本まりか

2位は松本まりか(まつもとまり)にした。既にブレイクしているが、主演作と呼べるものはないので選んでみた。『シャーロック』や『ドクターX』の単発出演であの存在感。次は主演クラス、あるいはいきなり主演作が控えているような気がする。再び凄みのある演技で、2020年はもうひと伸びしてくるはずだ。
3位:唐田えりか

3位は唐田えりか(からたえりか)にした。昔から将来性の高さに注目していたが、線が細すぎて過去のランキングでは選んでこなかった。今年は正統派の美女が華やかな蝶に変貌を遂げた。演技力は発展途上だが、事務所の先輩、有村架純の後継者候補として2020年の活躍が期待できそうだ(*1、*2、*3)。
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*1(2020年1月26日更新):熱愛や恋愛の破局ならば女優業にプラスの影響を及ぼす。しかし、いまはSNSで普通の人の声が可視化される時代、不倫はまずいだろう。女優は人気商売なので、このまま引退かもしれないね。
*2(2020年1月28日更新):唐田えりかの情報がフラームの公式サイトから削除された。解雇されたのかもしれない。
*3(2020年6月21日更新):しばらく存在を忘れていたが、まだフラームに在籍していた。不倫相手の東出昌大はどういうわけか出演作が途切れていない。唐田えりかにしてみれば、「どうして私だけが」と不満はたまっているだろう。そろそろ、再始動があるかも。
4位:吉川愛
4位は吉川愛(よしかわあい)にした。あらためて年齢を調べて驚いたが、まだ20歳だったとは。それであの色気。役によって大胆にイメージを変えてくる器用さがある。美しくて演技派。松本まりか同様にゲスト出演で渾身の芝居を披露するのもいいが、2020年は主演作で楽しませてほしい。
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5位:吉谷彩子
5位は吉谷彩子(よしたにあやこ)にした。2017年のランキングでは4位。上昇度は今年の方が高いのに順位が落ちてしまった。それだけ強力なライバルが現れたということ。『グランメゾン東京』のパティシェ役は、吉谷彩子の新たな一面が見られて面白かった。ただ、相変わらず華やかさには欠ける。実力の高さは感じとれたので、演技派として活躍していってほしい。
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ネクストブレイク女優ランキング2020、5位は吉谷彩子
6位:松田るか
6位は松田るか(まつだるか)にした。『だから私は推しました』を見るまではノーマーク。華やかさに加えて演技力の高さも感じとれた。事務所の力が弱いので話題作への出演は難しいだろうが、限られたチャンスを自らの力でぶっこ抜いてきてほしい。
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ネクストブレイク女優ランキング2021、7位は松田るか
7位:水谷果穂
7位は水谷果穂(みずたにかほ)にした。2016年のランキングは6位、2017年は連ドラの出演がなかったので対象外。注目してきた女優だが、いざ選んでみると中途半端な順位になってしまう。厳しい芸能界で突き抜けてくる強さがないのかも。ただ、魅力的な女性になってきているのでまだ期待している。
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8位:阿部純子

8位は阿部純子(あべじゅんこ)にした。他の女優に比べて華やかさには欠ける。しかし、女優力が高いのでどうしても選びたかった。期待していた『ノーサイド・ゲーム』は与えられた役柄が不満。2020年はハマる役柄に出会って実力を発揮してほしい。
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9位:小川紗良
9位は小川紗良(おがわさら)にした。演技派が所属するヒラタオフィスの若手。地味な顔立ちだが、表現力が豊かだ。もしかしたら女優よりも監督で活躍する存在なのかもしれない。他の女優とは異なるものを見せてくれそうで楽しみだ。
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10位:鈴木ゆうか
10位は鈴木ゆうか(すずきゆうか)にした。演技力の点では他の9人と差がありすぎ。それでもどうしても入れておきたかった。その理由は華やかさ。女優の実力はどうであれ、常に注目される存在になりそうだからだ。さらに応援したくなるような魅力がある。女優をやっていれば辛いことはたくさんあるだろうが、笑顔を絶やさずに頑張ってほしい。
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以上で女優ランキングは終わり。最後に一言付け加えておく。実は2017年のランキングで6位に選んだ髙橋ひかるを今年も入れたかった。しかし、病気療養中とのことなので2020年の活躍は難しいと判断。オスカープロモーションの次世代エース候補だ。しっかりと治して復帰してほしい。
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