『同期のサクラ』の視聴率は1話が8.1%で、2話は9.5%、3話は9.3%、4話で11.5%と二桁になり、ジワジワとファンが増えているようだ。毎回どこかで感動しているが、1話を見た時に違和感をおぼえた。それはサクラ(高畑充希)が住むアパートの隣人で、小梅を演じる大野いと(おおのいと)の存在。知名度が高い割につまらない役だったからだ。4話の時点で結論を出すのは難しいが、実は重要な役なのではないかと思っている。今後の展開を考えてみた。
所属事務所は大物を輩出するホリプロ
本題に入る前に、大野いとについて触れておこう。高畑充希と同じホリプロに所属する24歳の女優。ホリプロは綾瀬はるかを筆頭に、深田恭子や石原さとみといった大物を輩出している事務所だ。大野いとを知ってから、彼女も先輩に続く存在になるのだと思っていた。
『新宿セブン』で演じた役が魅力的だった
しかし、出演作品は多いものの、もうひとつ伸びてこない。弱肉強食の芸能界の中で、突き抜けてくる強さが感じられないのだ。そのような中、魅力を感じたのが『新宿セブン』(2017年)で演じた記憶喪失の女性の役。22歳になって女の色気が出てきて、そろそろ台頭してきそうだと感じた。
公式サイトに重要な一文が掲載されている
🌸#同期のサクラ 第3話🌸
サクラの隣人カップルは出産で大騒ぎでしたね‼️#梅たん は急に産気づいたので実はギャル度が薄かった模様…。第4話ではどうなるのか⁉️
インスタにはこの家の秘密も➡︎https://t.co/ash55YEve9#草川拓弥#超特急#大野いと#草たん#実はまだ結婚してない#愛の巣大公開 pic.twitter.com/ekltJlQwcR— 【公式】「同期のサクラ」水曜よる10時スタート (@douki_sakura) 2019年10月26日
大野いとをドラマで見るのはその『新宿セブン』以来だ。しかし、またしても端役。単なる隣人って何なんだ。スター候補が演じる役としては非常に違和感がある。そこで、公式サイトを調べたところ、重要な一文があった。
この夫婦の10年間の軌跡がサクラの運命に深く関わってくる。
『同期のサクラ』は1話で1年を描いている
『同期のサクラ』は1話で1年の歳月が流れているので、最終回の10話で10年間の物語が描かれることになる。1話は脇田草真(草川拓弥)とイチャつくギャルの中村小梅だったが、4話では結婚して良樹(よしき)という子供が生まれている。
現在、サクラは脳挫傷で寝たきり
まずは「サクラの運命」について考えてみた。2019年の現在は重い脳挫傷を負って意識不明。病院のベッドで寝たきり状態になっている。小梅が脳挫傷に関わっているのではないかと推測した。
登場人物は花に関係する名前が付けられている
登場人物は花に関係する名前が付いてる。そこで気になったのが花言葉だ。梅とサクラに不吉な運命を暗示させる花言葉がないかを調べてみた。しかし、特に思い当たるものはなかった。
「夫婦の10年間の軌跡」は子供を暗示?
次に「夫婦の10年間の軌跡」について。これは二人の子供を暗示しているかもしれないと感じ、良樹についても考えてみた。しかし、不吉な運命を連想させる言葉はない、というか「樹」ではわからない。サクラが自宅で倒れた2019年は10歳。まだ子供なのでサクラに危害を加えるような存在にはなっていないだろう。
既にヒントは提示されているはず
おそらく、既に1~4話のどこかでヒントは提示されていると思う。あらためて振り返ってみると、小梅について気になることはあるのだが、ひとまず5話で確認してみるつもり(*1)。コミカルなキャラクターだと思わせておいて、どこかでズドーンと落とす可能性も考えられる(遊川和彦は数々の問題作を手掛けてきた脚本家なので)。あらゆる意味で、大野いとから目が離せない(*2、*3)。
17歳の時に発売されたファースト写真集(撮影時は16歳?)。大物になったら貴重な一品になるだろうね。
↓
大野いと 写真集 『 ITO 』
🌸#同期のサクラ 第5話 放送まで1時間半🌸
今夜10時からです⏰
もちろん、脇田夫妻👩❤️👩も登場します🧡💚先週の #草たん はスーツで胸キュンでしたが、今週もすごい‼️そして、#梅たん もママになりパワーアップ✨ お見逃しなく‼️#草川拓弥 #超特急#大野いと#いとちゃんのアドリブが#すごかった! pic.twitter.com/ri7oPo97tp— 家庭教師のトラコ【公式】日本テレビ系 2022年7月期水曜ドラマ (@torako_ntv) November 6, 2019
*1(2019年11月8日更新):5話で小梅について気になっていたことは確認できなかった。パパが失業でママがパートで働くって、これは離婚に向かってるよね。しかし、大野いとはどんどんいい女になっていくな…。
*2(2019年11月24日更新):7話が終了した。サクラの現状が悲しすぎ(号泣)。物語に波乱はあってもいいが、最後は幸せな結末にしてほしいと強く思った。ところで、8話の予告を公式サイトで見たら次のように記載されていた。
病院からサクラの転院を決断してほしいと頼まれる同期の4人。そこに、サクラのアパートの隣人・草真(草川拓哉)と小梅(大野いと)が訪れ、こんなことになったのは自分たちのせいだ、と頭を下げる…。
部屋の壁が薄くてお互いの生活状況がおぼろげながら感じられることはわかっている。7話を見て小梅がサクラの危機を察知して助けるのかと想像した。しかし、8話の予告からすれば、サクラが入院するきっかけは隣人夫婦にあるような感じ。二人の何気ない会話が薄い壁を経てサクラの耳に入ってしまい、脳挫傷に至る原因をつくってしまうのだろうか。ストーリー展開を予想するのが難しい…。
*3(2019年12月5日更新):8話でサクラが脳挫傷になった理由が明らかになった。夫婦の10年間の軌跡=良樹(子供)だったんだね。しかし、大野いとはつまらない役をやらされた。大先生(遊川和彦)の御眼鏡にかなわなかったのかな…。
この記事を書いている人