2019年夏クールのドラマではNHKで7月27日から始まる桜井ユキ主演の『だから私は推しました』に注目している。その他の出演者を調べたところ、朝ドラの主演候補になりそうな女優がいた。地下アイドルの栗本ハナを演じる白石聖(しらいしせい)だ。
『だから私は推しました』の白石聖を見て確信、トップスターになることは間違いない
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白石聖は連ドラの主演を輩出するゼクシィガール出身
白石聖は芸映に所属する20歳の女優。特に凄い女優がいる事務所ではないので、普通に考えれば脇役止まりだ。しかし、調べれば調べるほど、大物であることを感じてきた。一番インパクトがあるのは12代目のゼクシィガールに選ばれていること。ここで近年のゼクシィガールを挙げてみる。
・広瀬すず(2014年)
・新木優子(2015年)
・吉岡里帆(2016年)
・佐久間由衣(2017年)
・井桁弘恵(2018年)
井桁弘恵はパッとしないが、連ドラの主演クラスにのぼりつめる女優が選ばれている。この中で大手事務所に在籍しているのはスターダストプロモーションの新木優子だけ。選ぶ側の眼力の高さに驚くが、ひとまず白石聖の将来は約束されたといえる。
白石聖は広瀬すずクラスの女優になりそうだ
では、白石聖はどのクラスにまでのぼりつめる可能性があるのだろうか。結論から書けば、広瀬すずクラスの女優になれると感じている。
『仰げば尊し』ではただの吹奏楽部の部員
いままで見た白石聖の出演ドラマは4作。順番に印象を綴っていこう。まずは『仰げば尊し』(2016年)から。実はまったく覚えていなかった。この記事を書くにあたって、再度録画したブルーレイディスクを見返した(高畑裕太の逮捕でブルーレイディスクやDVDは未発売)。役柄は吹奏楽部でクラリネットを担当する部員。練習風景のシーンでは正面左に映ることが多い。ただ、その他大勢の一人として。唯一、最終回で泣き顔がアップになっていたがセリフはなし。このドラマで白石聖に注目するのは不可能だ。
『Missデビル』ではカワイイ女の子の役
次は『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』(2018年)。斉藤博史(Sexy Zoneの佐藤勝利)が好きな同期の藤堂真冬役。この時は単純にカワイイと思っていたが、その程度の存在だった。
『スキャンダル専門弁護士』で白石聖の魅力が炸裂
次は『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(2019年)。3話のフィギュアスケート選手、相馬紀子役。婚約者とライバルの青山リナ(石田ココル)との三角関係が描かれていた。美しさに加えて、激しい感情を全面に押し出す芝居を披露。魅力的な女優が登場してきたことを実感した。しかし、情けないことに当時は白石聖であることを認識していなかった。
白石聖は『絶対正義』の演技が評価されて新人賞を受賞
最後は『絶対正義』(2019年)。ドラマ自体が好きじゃなかったので録画を適当に早送りで見てしまって白石聖の出演シーンは目の前を通り過ぎただけだった。この作品で第15回コンフィデンスアワード・ドラマ賞の新人賞を受賞。ただカワイイだけの女優ではないことは認知されたといえる。
主演は桜井ユキだが、注目度は白石聖の方が上
このようにキャリアを振り返ってみて、ようやく点と点がつながった。白石聖はスター性のある女優だ。『だから私は推しました』を通じて、事務所はNHKとの関係を深め、制作サイドとしては白石聖の将来性、朝ドラの主演候補かどうかを見極める。『だから私は推しました』はそういう位置付けになりそうな貴重な作品。主演は桜井ユキだが、注目度は白石聖の方が高そうだ(*1)。
*1(2019年7月22日更新):このツートップは素晴らしい。何としても忘れずに予約録画を入れなくては。
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