竹内涼真は『ひよっこ』の島谷より『過保護のカホコ』の麦野の方が断然いい

俳優

いまイチオシのドラマは『過保護のカホコ』だ。その立役者は文句なしに主演の高畑充希。脇役では時任三郎(時任三郎が『過保護のカホコ』で新境地、加穂子を温かく見守るパパ役が素敵)や久保田紗友(久保田紗友が『過保護のカホコ』で糸役、女優としてのステイタスが一気に向上か)について触れたが、竹内涼真(たけうちりょうま)も麦野初の役を生き生きと演じていて魅力的だ。

『ひよっこ』ではお金持ちのお坊ちゃん役

つい先頃まで、竹内涼真は『ひよっこ』でお金持ちのお坊ちゃんである島谷を演じていた。みね子を小馬鹿にするような出会いで始まり、やがて恋に落ち、最終的にはプツッと切れるような形で別れてしまう。最後のバーでの会話は最悪だった。

島谷役にずっと違和感があった

正確なセリフは忘れたが、「貧しくても好きなことができればいい」、こんな感じだった。これを聞いた瞬間、男としてダメだと思った。そして、その直後、みね子は別れを決意する。もっと説明すべき細かい心理描写はあるが、納得の展開だった。

実は島谷役にずっと違和感があった。表面的にはみね子にやさしいが、どこかで見下している雰囲気が漂っていたからだ。果たしてキャラクター設定がそうだったのだろうか。竹内涼真のファンには申し訳ないが、僕は演じ方に問題があったと思っている。

麦野は加穂子の救世主

一方、『過保護のカホコ』の麦野は島谷とは真逆の貧乏学生。しかも女心がわからず、ズバズバと毒を吐くお調子者。しかし、その実態は鋭く本質を見抜き、加穂子をいい方向に導いてくれる救世主という位置付けだ。竹内涼真にとっては珍しい非優等生キャラ。まず、このキャラクター設定がとても魅力的だ。

麦野のはじけぶりにも注目

『ひよっこ』を終わらせて、『過保護のカホコ』に全力投球させたことは正解だったと思っている。高畑充希というあんなに凄い女優と共演すれば、彼自身もどんどんいい面が引き出されてくるはず(*1)。共演者のレベルが上がれば、自ずと『過保護のカホコ』は傑作に近付いていく。竹内涼真のハマり役、麦野のはじけぶりにも注目だ。

人気の証、写真集がベストセラー


竹内涼真写真集 『1㎜』
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ということで、竹内涼真がいまの勢いにのって写真集を出してきたね。アマゾンのタレント写真集ランキングでは1位、楽天市場では3位(2017年7月30日調べ)。いよいよ人気は本物になってきたかな…。

 

*1(2017年9月1日更新):8話は初が加穂子を強く求め、お互いが欠点を補える必要な関係であることを認識した回だった。交際期間は短いが、結婚を決意する流れにも納得。竹内涼真はクスッと笑わせる描写を入れながら、感動のシーンを表現していた。このドラマに限らず、これまで見た彼のドラマの中で一番いい芝居。やっぱり相手が演技派の高畑充希なので、いい方向に引っ張られているね…。

 

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この記事を書いている人

シュン(@shundrama)。ドラマ好きなおやじ。これからブレイクする俳優や女優を見つけることをライフワークとしている。