『ハロー張りネズミ』でスナックのバイト役、片山萌美には大物感が漂う

女優

瑛太が主演を務めるTBSの金10ドラマ『ハロー張りネズミ』が7月からスタートする。共演は深田恭子に森田剛、そしてかつての連ドラの女王・山口智子。ここまでは「ふ~ん」という感じだったが、先日新たなキャストが発表されて、自分の中で急に盛り上がってきた。スナック「輝(キララ)」のバイト従業員・萌美を演じる片山萌美(かたやまもえみ)の存在だ。

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弘兼憲史の同名漫画、脚本・演出は大根仁

ひとまず、簡単に作品を紹介しておこう。原作は『島耕作』シリーズで有名な弘兼憲史の同名漫画で探偵モノ。公式サイトに掲載されている瑛太のコメントには、『探偵物語』(1979年)や『傷だらけの天使』(1974年)みたいな、かっこいいと思ってもらえるドラマを目指したいとあった。まあ、越えることはできないと思うが、いまの時代に瑛太がどれだけのことを表現できるのか、興味はある。

脚本・演出は映画化もされた『モテキ』(2010年)の大根仁。『まほろ駅前番外地』(2013年)では瑛太と組んでいるので気心が知れた仲ということになる。

26歳のグラビアアイドル


Rashin ≪裸芯≫ MOEMI KATAYAMA

さて、ここから片山萌美について触れていこう。ウイントアーツに所属する26歳の女優、というかまだグラビアアイドルとしての顔の方が知られている。あらためて彼女のプロフィールを調べてみたが、出演作は何も見ていない。

2本のCMが印象的

彼女のキャリアで記憶に残っているのはCMで、6wave スマホアプリ『三国天武』(2016年)とサントリー ストロングゼロ『ダブル・レ・モンモン』(2017年)。ただ、このCMに出演している女性が同一人物だったとは気が付かなかった。特に『三国天武』の放送時は、川村ゆきえと勘違いしていたか、似ているタレントと思っていたような気がする。印象には残っていたが、そんな程度だった。その他、グラビア関係は多数あるが、ここでは省略しておく。

ただのセクシー担当ではないはず

それで、肝心なのは女優としてどうかという点だ。この事務所には有名な俳優や女優は在籍していない(舞台関係が目立つ)。普通に考えれば、『ハロー張りネズミ』ではナイスバディをいかしたセクシー担当。でも、そうでもない雰囲気が漂っているのだ。

大河ドラマの出演が決定

実は5月21日に放送されるNHKの大河ドラマ『おんな城主 直虎』に出演することが決定している。NHKとこの事務所に密接なつながりはないので(所属タレントで判断)、オーディションで合格したと思う。とりあえず、女優として最低限の力はあるということが想像される。

6月に主演映画が公開

短期間の公開だが(6月3日~16日)、主演映画『劇場版 屍囚獄(ししゅうごく)』が控えている。

さらに、6月10日から公開される松井玲奈と新川優愛のW主演映画『めがみさま』にも出演。こうしていろいろと動いているところを見てみたが、なかなか人生経験を積んできたような、肝が据わった女の雰囲気を感じる(実際、グラビアでスパッと脱いでしまったしね)。

ギリギリまでセクシーさを追求するか

話を『ハロー張りネズミ』に戻すが、大根仁は昭和のエロ感が特徴の演出家。テレビ東京の深夜に放送されていた『湯けむりスナイパー』(2009年)はその一例だ。『ハロー張りネズミ』は夜10時のドラマなので、その辺りをどこまで出せるかということはある。ただ、片山萌美という良質な素材を魅力的に見せようと、ギリギリまで追求するような気がするのだ。

男だけではなく、ドラマファンも注目

夏クールのドラマなので露出度が高い服で攻めてくるだろう。また、放送前や放送中はこれだけのビジュアルなだけに、マスコミも放っておかないはずだ。きっかけはセクシーな部分。本編を見ていないので断言はできないが、何ともいえない大物感が漂う。野郎どもは当然のこと、ドラマファンも片山萌美に注目だ(*1)。

*1(2017年9月10日更新):しばらく片山萌美が出ていなかったので残念だったが、9話ではレッドマンカモフラージュとして登場。しかも露出度の高いコスチューム。決めのポーズもシャキッとしていて、とても魅力的だった。来週はいよいよ最終回。地方ロケみたいだから、もう出番はないかな…。

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この記事を書いている人

シュン(@shundrama)。ドラマ好きなおやじ。これからブレイクする俳優や女優を見つけることをライフワークとしている。