『コード・ブルー ~ドクターヘリ緊急救命~』が7月の月9で放送される。実績があるシリーズのサードシーズンだが、一方で飽きられてはいないかと感じるところもある。その対策として挙げられるのが新キャストの加入。注目はナースの雪村双葉を演じる馬場ふみか(ばばふみか)だ。
『逃げ恥』の新垣結衣を確保することが絶対条件だったか
主要キャストは山下智久、新垣結衣、戸田恵梨香、浅利陽介、比嘉愛未。まったく同じなので安定感は見込めるが、鮮度は低すぎだ。初めてこのドラマの情報を目にした時、『逃げるは恥だが役に立つ』(2016年)で成功をおさめた新垣結衣ありきで企画はスタートしたのだろうと思った。ドラマの成功については、いろいろと調べてみれば推測できると思うが、あえてやめておこう。ここでは馬場ふみかについてだけ触れていく。
新木優子もいいが、馬場ふみかの一発感の方が興味あり
実はキャストの中でもっとも急上昇感が確実視されるのは救命救急フェローの横峯あかりを演じる新木優子だ。『CRISIS』でいい面が見られていたので(『CRISIS』で元ハッカー役、一皮むけた新木優子が見てみたい)、『コード・ブルー』でいよいよ女優として本格的にブレイクすると思っている。しかし、当たり前すぎて面白くない。それよりも、馬場ふみかの一発感の方に興味はそそられるのだ。
新木優子が急成長、『コード・ブルー』の初回で早くもスターの存在感を見せる
馬場ふみかは何かと話題の『仮面ライダー』女優
仮面ライダードライブ キャラクターブック VOL.TWO~TOMODACHI~ (TOKYO NEWS MOOK 507号)
彼女の存在を知ったのは『仮面ライダードライブ』(2014年)の出演時だった。黒い衣装が印象に残るメディックという悪役を演じていた。ただ、当時は竹内涼真と内田理央に注目して『仮面ライダードライブ』を見ていたので名前は認識していなかった。
仮面ライダー俳優を経て『下町ロケット』で立花洋介役、竹内涼真は将来のスター候補
『掟上今日子の備忘録』で内田理央の魅力を感じてみたい
グラビアアイドルとしては相当魅力的
はっきりと名前を認識したのはファースト写真集の『色っぽょ』が発売される前のこと。スリムなボディに出るところは出ているいい体。最近では吉岡里帆も似たような感じだったが(『ゆとりですがなにか』で佐倉悦子役、吉岡里帆は個性派女優として開花!?)、グラビア的にはそれ以上。彼女が『仮面ライダードライブ』のあの女の子だったのか、という印象だった。その後、今年の頭に『お前はまだグンマを知らない』でヒロインを演じることを知る。しかし、ドラマ自体に盛り上がるものがなくて、結局見ることはなかった。
想像以上に演技力は高かった
ここまではグラビアアイドルという認識でいた。だから、女優として成功するかどうかは考えてもいなくて、所属事務所(ネイムマネジメント)のことも調べていなかった。そこへ突然、『コード・ブルー』への出演。いま公式サイトにオーディションの様子がアップされているが(動画の公開は終了)、きちんと芝居をしている。女優業に力を入れている事務所ではないし、どこで芝居の勉強をしてきたのだろうか。
実は新木優子のオーディション風景もアップされている。両者を比較すると、力を感じるのは新木優子だが、インパクトがあったのは馬場ふみかの方。グラビアアイドルだと思っていた彼女が、想像以上に演技力を備えていたので驚いてしまったのだ。
それでもセクシーなシーンには期待してしまう
これできちんと芝居ができることはわかった(*1)。しかし、堅苦しい真面目なシーンだけではつまらない。『コード・ブルー』はせっかくの夏のドラマ。自然な流れで、ナイスバディをいかしたセクシーシーンも見てみたい。ただ、プライドが高く向上心が強いキャラクターという設定なので無理かな…(夏らしい肌の露出やボディラインがわかる服を着るだけでも十分)。
*1(2017年7月18日更新):出演シーンは少ないけれど、いい表情はしている。基本的な舞台設定は緊迫感のある医療現場だから、セクシーなシーンに期待するのはやっぱり無理かな…。
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