『ひよっこ』では茨城出身の警察官、『小さな巨人』では所轄(芝署)の刑事。竜星涼(りゅうせいりょう)がハマり役に出会ったような気がする。
研音に所属する24歳の俳優
研音に所属する24歳の俳優。一時期、注目していたのだが(『GTO』ではスター的な存在、竜星涼が一皮むけるか!?)、これまでは想像していたような活躍をすることはなかった。いま、振り返ってみると、妙にきどったイケメン役が多かったのだ。本人の性格は知らないが、演じるキャラクターに魅力が感じられなかった。
ここ3年間の中で、いい出会いがあったか
もしかしたら、ここ3年間の中でキーポイントとなる作品やスタッフとの出会いがあったかもしれない。『小さな巨人』と『ひよっこ』を見ていると、完全にイメージを変えてきたと感じる。僕が知っている以前の彼はチャラかった(役柄の話)。いまは一言で表現すれば真面目。これが魅力的なのだ。
『ひよっこ』の警察官役は誠実で好感触
<明日のひよっこ>4月15日 第12回 途方に暮れる美代子に“救いの手”?(まんたんウェブ) https://t.co/7i1Ox0QgUi
— 竜星涼スタッフ(公式) (@ryusei_staff) April 14, 2017
実は『ひよっこ』の放送前、公式サイトの相関図で竜星涼が演じる警察官、綿引正義役の写真を見ていたのだが、ピンと来るものがなかった。いよいよ朝ドラに出演し、頑張っているのかという程度だった。しかし、本編を見て好感を持った。誠実な人柄が滲み出ていて、それが似合っていたのだ(*2)。
『小さな巨人』の刑事役も魅力的
一方、『小さな巨人』では一癖あるベテランの渡部久志(安田顕)と行動を共にすることが多い所轄の若手刑事、中村俊哉の役(*1)。警視庁にいいところをもっていかれて悔しい思いを抱きながらも、マインド的には熱いものが宿っている役柄であることは伺える。
好青年の方向性は当たり
偶然なのか、事務所の戦略なのか、この好青年の方向性は当たりだと思う。いよいよ、大手事務所の期待の若手、竜星涼が俳優として開花してきそうだ。
*1(2017年5月1日更新):『小さな巨人』の3話は竜星涼が演じる中村刑事にスポットライトが当たっている内容だった。誠実さが滲み出ていてよかったね。
*2(2017年5月8日更新):『小さな巨人』は5月14日に放送される5話で第一部の芝署編が完結。ひとまず竜星涼が演じる中村刑事の出番は落ち着いたのだろう。ということで、これからは『ひよっこ』へ全力投球か。今日の放送回は二人が初対面。目的はお父さんのことだったけれど、喫茶店のシーンはデートみたいだったね。
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