『カルテット』の4話は最低視聴率の7.2%だったが、5話は8.5%に上昇した。高橋一生が見せた感動的なシーンが影響を及ぼしたのであろうか(高橋一生が『カルテット』の4話で渾身の演技力を炸裂)。彼は5話でもよかったが、この回でピックアップすべきは来杉有朱を演じている吉岡里帆(よしおかりほ)だろう。
最大の見せ場は真紀に詰め寄るシーン
【まもなく第5話放送!!】
吉岡里帆さんが、放送5分前をお知らせします!!
今夜、小悪魔店員・有朱が大暴れします・・・お見逃しなく!!#TBS #カルテット pic.twitter.com/FbLksaAlu1— 【公式】火曜ドラマ『カルテット』 (@quartet_tbs) February 14, 2017
松たか子から始まり、4話までは役者としての格順で中心キャストが変わっている。そして迎えた5話。やっと吉岡里帆の順番がまわってきた。最大の見せ場は、失踪した夫について真紀(松たか子)に詰め寄るシーンだ。
もっと狂気性を出してほしかった
ネットの反応を見ると、いい意味でも悪い意味でも話題になっている。僕は彼女にとても期待しているので(『カルテット』では元地下アイドルで魔性の女、吉岡里帆の色気が炸裂か!!)、実はちょっと物足りなさを感じてしまった。もっと怖さや狂気性を出してほしかったのだ。
大先輩を前にして緊張したか
もちろん彼女なりに激しくは演じている。しかし、それを松たか子が吸収してしまっているような感じなのだ(そういう演出上の狙い?)。隣では満島ひかりがどう出てきても対応できる状態でスタンバイしている。吉岡里帆にとっては、相当緊張感がある現場だったんじゃないだろうか。頑張ってはいるものの、ちょっと迫力が足らない。例えば森川葵が同じ役を演じていたら、もっと凄かったと思うのだ(例:『いつ恋』の団欒シーンで見せた感情の爆発)。
ボディラインくっきりの服を着てほしいな
それから、気になっているのはキャラクター設定で紹介されている魔性の部分だ。これがもっと見たい。5話で第一章が終了して一区切りついたようなので、6話以降は来杉有朱というキャラクターの変化に期待している。具体的には露出はしなくてもいいんだけれど、ボディラインがはっきりわかるようなセーターを着るとか、何か刺激がほしいんだよね…(何だかんだいって吉岡里帆のファンなんで)。
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