『カルテット』を見ていて、満島ひかりはいまの日本で最高の女優だという印象は変わらない。ただ、こんなもんじゃないだろうという思いもある。
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突き抜けられることを避けているのか
【まもなく第2話放送!!】
松さん・満島さんが、オンエア5分前をお知らせします!!
今夜、ある人の、ある切ない秘密が明かされます。放送まであと5分、みぞみぞしてきました・・・!!#TBS #カルテット #松たか子 #満島ひかり #高橋一生 #松田龍平 #坂元裕二 #みぞみぞ pic.twitter.com/uaue8TVql9— 【公式】火曜ドラマ『カルテット』 (@quartet_tbs) January 24, 2017
満島ひかりのよさは、こちらが想像する以上のものを出してくるところだ。非常に繊細な部分を内包していて、人格が壊れそうなほどの演技を見せたり、突然何かが始まったり。ダメじゃないけれど、『カルテット』では本来の力の70%くらいしか出ていないようなイメージなのだ。一人だけ突出しないように、坂元裕二が脚本でおさえつけているような気がする。僕はそれこそ、もっとみぞみぞする彼女を見てみたいんだよね。最終回付近では彼女を解き放ち、炸裂するシーンを見せてくれるのだろうか。
3話で安藤サクラが声の出演
ところで、3話では気になるシーンが挿入されていた。すずめの過去を回想するシーンで出てきた「OL辞めてロンドンで暮らしてます」というブログ。物語の設定上、これを書いた本人で声の出演をしていたのが何と安藤サクラ。公式サイトのどこにも情報はないが、本編のエンドロールに名前が出ていてわかった。劇中では「会ってあやまりたい」みたいなことを語っていたから、もしかしたらどこかで出演するかもしれない(満島ひかりと同じ事務所だし)。
高橋一生が中心の4話、視聴率への影響が気になる
さて、4話はいよいよ『カルテット』の真打(本当の)、高橋一生が中心の回が放送される。いまは並行してNHKの大河ドラマ『おんな城主 直虎』に出演し、本人にとってはまったく気が抜けない状態が続いていると思う。そんな中で力を発揮するのは難しいと思うが、リアルタイムで見られる視聴率への影響にはとても興味がある。残念ながら、大好きな満島ひかりが中心の3話はこれまでで最低の7.8%。高橋一生の力で4話を二桁に乗せたら世の中は大騒ぎだろうな…。
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