一線級の役者が揃った『カルテット』の中で、もっとも関心が低かったキャストが主演の松たか子だった。しかし、彼女のプロフィールを眺めていたら、ぼんやりと『カルテット』の成功が見えてきた。その理由について、ちょっと触れてみたいと思う。
憧れの初恋相手のようなイメージ
関心が低いとは書いたが、かつては松たか子の大ファンだった。例えていえば、憧れの初恋相手のようなイメージ。以前、その辺りのことについては触れたことがある。
デビュー時から脚光を浴びて、一気に頂点にのぼりつめた女優。スターになれば、今度はじっくりと作品を選べる立場になる。ここで近年の出演作をピックアップしてみる。
独立後は出演作が軒並み成功
・連続ドラマ
『運命の人』(2012年)→平均視聴率:12.0%。
『おやじの背中』(2014年)の第1話『圭さんと瞳子さん』→視聴率:15.3%(平均視聴率:9.4%)。
・映画
『アナと雪の女王』(2014年)→声優として出演。興行収入:255億円。
『HERO』(2015年)→ 興行収入:46.7億円。
松たか子は2011年から個人事務所を設立して独立している。そして、その後に選んでいる仕事が軒並み成功をおさめているのだ。これは何を意味するのか?
セルフプロデュースの能力がある?
もしかしたら、優秀なブレインがついているのかもしれないが、松たか子自身にセルフプロデュースの能力があると思うのだ。当たる作品を見る目、嗅覚があるというべきか。その彼女が次回作に選んだのがこの『カルテット』。内容面については心配していない。その上で、さらに視聴率もいけるんじゃないかと思ってきたわけ。前クールの『逃げるは恥だが役に立つ』は平均14.6%を記録して2016年の第3位となった。『カルテット』も成功の可能性は十分にあると思う。
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