恥ずかしながら『運命に、似た恋』の最終回で、しかも最後のキャストのクレジットが流れるところで大後寿々花(おおごすずか)の出演を知った。ファンとして情けない話だが、注目すべき女優なのでちょっと触れておきたくなった。
デザイン事務所で働くスタッフの役
大後寿々花出演、NHK「運命に、似た恋」今晩10時、いよいよ最終回です!#大後寿々花 #運命に似た恋 pic.twitter.com/46IHiRz6ip
— アルファエージェンシー (@alpha_agency) 2016年11月10日
役名は綾瀬莉々(リリ)。斎藤工が演じる小沢勇凛(ユーリ)のデザイン事務所で働くスタッフだ。存在自体は気になっていたが、ポッと出てきた新人かと思っていた。まさか、あの大後寿々花だったとは…。
ファンになったきっかけは『セクシーボイスアンドロボ』
彼女のファンになったのは松山ケンイチと共演した『セクシーボイスアンドロボ』(2007年)のニコ役だ。奇妙な世界観のあるドラマで、当時中学生ながら確かな演技力を持った女優としてオーラを放っていた。そんな彼女を僕が気が付かなかったのは、『シバトラ』(2008年)や『サムライ・ハイスクール』(2009年)あたりで記憶が止まっていたことが理由として挙げられる。気が付けば中学生からあっという間に23歳の大人の女性になり、容姿や雰囲気も変貌した。それに加えて、やっぱり演技力の高さは健在だった。『運命に、似た恋』ではデザイナー見習いの役になりきって、大後寿々花の存在感自体を消し去っていたことからもうかがえる。
2017年は大後寿々花の活躍が見られるか
あらためて彼女のプロフィールを調べてみたが、特に途切れることがなく話題作に出演している。ただ、主演を任される存在ではなかったようだ。これに関係していると思えるのが慶應義塾大学に合格していたこと。つまり、学業優先。ただ、今年の3月に卒業したようなので、これからは女優業に専念していくと思う。かつては映画『SAYURI』(2005年)でハリウッドデビューもしていた彼女。2017年は天才肌の女優、大後寿々花の活躍が見られそうで楽しみだ。
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