『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』が始まった。初回の視聴率は12.9%。前クールの『家売るオンナ』は12.4%で、最終的に平均11.6%を記録して夏クールのトップになった。石原さとみに対する注目度は北川景子以上ということか。こうなると『ドクターX』(いま最強の助っ人、滝藤賢一が今度は『ドクターX』でニューヨーク帰りの外科医役)との勝負の行方も気になるところだ(負けると思うが)。
キャラクターはピッタリ
石原さとみが演じる河野悦子、いいね。元気で、涙もろくて、怒りっぽくて、オシャレ。あのまくしたてるようなしゃべりはいまに始まったことではないが、このドラマのキャラクターにはまっている。
これでもかというくらいに衣装も替えてきて実に華やか。ドラマの公式インスタグラムに初回の衣装がアップされていたので貼っておこう。
ついでにエデターズバッグも(「エディターズ」じゃない)。
楽天市場 エディターズバッグ(こちらは「エデターズ」じゃないよ)
これらのブランド名を調べてみようと思ったけれど、あまりに協力ブランドが多すぎたのであきらめた。ただ、このドラマは最終的にディスクに保存するつもりなので、まだ本編はレコーダーのHDD(ハードディスク)に録画済みのまま。気が向いたら調べるかもしれないが、その辺りはファッション系のブロガーに任せることにしよう(コメントをくれるとうれしいな)。
校閲者は誤りが無視できない
ところで、初回が放送されて校閲者から文句が出たようだね。簡単に説明すれば次のような感じ。
・未経験の新人が校閲部に配属されることはほとんどない(まずは編集部)。
・事実確認のために現場を調査することはほとんどない(忙しくてそれどころではない)。
なるほど。でも、これは原作があって(『校閲ガール』/宮木あや子)、それをドラマ化したもの。だから、結局のところ出版元のKADOKAWAを批判しているようなものだ。
僕が共感したのは、校閲部の部長(岸谷吾朗)が河野悦子の飽くなき探求心に才能を感じて採用を決定した部分。編集者のことはちょっと知っているつもりだが、「こだわり」や「深さ」が適性として必要。ファッション誌の編集者志望という設定だったから納得できた。その根っこの部分は校閲者だって同じだろう。
まあ、何かが間違っていれば気になるのが校閲者の習性。ドラマなんだから面白ければいいし、あの破天荒なキャラクターは魅力的だ(もしかしたら、炎上商法で視聴率アップを狙っているのかも)。
石原さとみの代表作が誕生
結論。やっぱり、日テレドラマ最強の放送枠。『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』は石原さとみの代表作になるね(『校閲ガール』は石原さとみの真の代表作になるか)。
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