先日、『怪盗 山猫』の亀梨和也について触れたが(亀梨和也が『怪盗 山猫』で演じるキャラクターが魅力的)、もう一人、予想外の驚きを感じたのが天才ハッカー、高杉真央に扮した広瀬すずだ。
活躍しているが幼い感じは苦手だった
昨年は16歳ながら『学校のカイダン』で連ドラ初主演。10代の女優ではナンバー1の活躍をしてきたと思う。しかし、何か響いてくるものがなかった。その理由はあのヘアスタイル。カワイイのは認めるが、幼く感じてしまうのだ。これから大人っぽくなっていく中で、どうなんだろうという気持ちがあった。
レオパレス21のCMでは大人っぽくなっていた
そんなある日、たまたまレオパレス21のCMを見かけた。ふっくらした感じが薄れ、かなり大人の顔付きになっている。目元はお姉さんの広瀬アリスのようだ。ようやく女性として、ストライクゾーンに入ってきたかなあと思っていた。
CM時と見た目は変わらないが、演技には度肝を抜かれた
そして、今回の『怪盗 山猫』が放送されるにあたり、公式サイトで彼女を確認。髪の毛はサイドが少しロングになったが、全体的な印象はこれまでと変わらない(レオパレス21のCM出演時と変わらないんだけれど)。やっぱり鮮度が落ちているかという気持ちを抱いた。しかし、初回の彼女の演技を見て度肝を抜かれた。
女優として完全に一皮むけた
もう、あちこちで散々説明されているが、亀梨和也扮する山猫との言い争いが非常に迫力があったのだ。あの若さで、女優として完全に一皮むけた感じがする。心に闇を抱えた役だから、基本的に普段は暗い表情。感情の起伏、強弱がとてもうまく表現できている。いま、どんどん吸収しているんだろう。特に『海街diary』(2015年)の是枝監督からは大きな影響を受けたと思う。現在17歳。まだまだ若いけれど、次は大胆にヘアスタイルを変えて、グッと女っぽい役を見てみたいね…。
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