『下町ロケット』の第3話が終了し、何と視聴率は全回の17.8%を上回る18.6%を記録。吉川晃司の登場シーンがさらに増えたように思える一方で、若手技術者の真野賢作を演じる山崎育三郎(やまざきいくさぶろう)の魅力が光っていた。
『下町ロケット』第2話の吉川晃司、最低限の演技力は保ってセーフ
ミュージカルを中心に活躍している俳優兼歌手
このドラマを見るまで、彼を知らなかった。第3話に至るまで、やけに印象に残る映り方をするとは思っていたが、プロフィールを調べて納得した。
年齢は29歳。ミュージカルを中心に活躍している俳優兼歌手である。2014年まではアトリエ・ダンカンに所属していたが、事業停止に伴い研音に移ってきたようだ。
舞台出身者のような大袈裟な動きがなくて自然
演技や顔付き、声のトーンは悪くない。舞台出身者のような大袈裟な動きもないので、うまく作品にとけこんでいる。過去の活動を映像で見てみたが、ヒゲを生やしたのは最近で、研音に掲載されているプロフィール写真は別人のようにスッキリとしたイケメン。『下町ロケット』の職人技術師のようなギラギラ感がないのだ。
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研音の俳優なので活躍の機会は多いか
ただ、『下町ロケット』の印象が強すぎると、今後の活動に影響を及ぼすと思う。普通に考えれば、研音所属なのでドラマや映画などの活動は増えてくるはず。そこで得意の舞台はどうするのか。また、キャラクター的にワイルドでいくのか爽やかなイケメンでいくのか。面白そうな俳優なので、今後の動向が気になるところだ(*1)。
*1(2015年11月30日更新):後半パートとなる「ガウディ計画編」では北陸医科大の研究員という設定に変わった。トレードマークのヒゲは剃り落し、今度はソフトなイメージのイケメン。これが本来の山崎育三郎に近いんだろう。キャラクターが変わったことで演技も合わせている。なかなか器用な役者だ。これは次の連ドラも期待できるね。
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