仮面ライダー俳優を経て『下町ロケット』で立花洋介役、竹内涼真は将来のスター候補

俳優

2015年秋クールで最大の話題作は『下町ロケット』だ。阿部寛を筆頭に実力派のベテラン俳優陣が名を連ねる中、フレッシュなキャストでは佃製作所の技術開発部に所属する立花洋介役の竹内涼真(たけうちりょうま)に注目したい。

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『仮面ライダードライブ』で主演

竹内涼真は先頃終了した『仮面ライダードライブ』で主演を務めていたイケメン俳優だ。とにかく「平成仮面ライダー」出身者のイケメンぶりとその後の活躍が凄い。ひとまず、ここで主な俳優を挙げてみよう。

『仮面ライダークウガ』(2000年)→オダギリジョー
『仮面ライダーアギト』(2001年)→賀集利樹、要潤
『仮面ライダー龍騎』(2002年)→松田悟志
『仮面ライダー555』(2003年)→半田健人
『仮面ライダー響鬼』(2005年)→細川茂樹(いまでは芸人に近いポジションだが)
『仮面ライダーカブト』(2006年)→水嶋ヒロ、佐藤祐基、山本裕典
『仮面ライダー電王』(2007年)→佐藤健
『仮面ライダーキバ』(2008年)→瀬戸康史、武田航平
『仮面ライダーW』(2009年)→桐山漣、菅田将暉
『仮面ライダーフォーゼ』(2011年)→福士蒼汰
『仮面ライダーウィザード』(2012年)→白石隼也、永瀬匡
『仮面ライダー鎧武』(2013年)→佐野岳、高杉真宙
『仮面ライダードライブ』(2014年)→竹内涼真、松島庄汰(いま放送されているフジテレビの連ドラ『馬子先輩の言う通り』に出演中)

「平成仮面ライダー」シリーズはイケメンの宝庫

一時代を築いたのがオダギリジョーと水嶋ヒロ。佐藤健はいままさに頂点にのぼりつめようとしている。福士蒼汰は数々の主演作をこなして活躍中。瀬戸康史や菅田将暉などの若き実力派も見逃せないところだ。今後は永瀬匡や高杉真宙の活躍にも期待している。

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大手事務所であるホリプロ期待の星


Ryomania ― 竹内涼真1st PHOTO BOOK

このように、まずはこの「平成仮面ライダー」シリーズに出演していることだけで活躍する可能性が高いことはわかったはず(その戦略を説明すると長くなるので省略)。また、ラインナップを見て気付いた人もいるかと思うが、『下町ロケット』には『仮面ライダー鎧武』で主演を務めた佐野岳も出演している。年齢は竹内涼真が22歳で佐野岳が23歳。知名度は佐野岳の方があるだろうか。しかし、佐野岳のファンには申し訳ないが、将来性に関していえば竹内涼真の方が上。その理由は事務所の差である。

竹内涼真はホリプロで佐野岳はエヴァーグリーン・エンタテイメント。ホリプロに在籍している俳優は次の通りである。

主演級が妻夫木聡、藤原竜也、松山ケンイチ。いま勢いがあるのが鈴木亮平。地道に活躍しているところで阿部力。若手の実力派では木村了や池松壮亮がいる。ベテラン陣は北大欣也、鹿賀丈史、市村正親、鶴見辰吾、大和田伸也、及川光博。変わったところで泉谷しげる。そして、女優の筆頭は芸能界のトップに君臨する綾瀬はるかである。

一方、エヴァーグリーン・エンタテイメントは、いま活躍している一線級の俳優は溝端淳平。かろうじて山本裕典があがってくるくらい。圧倒的に俳優としてのぼりつめる頂点の高さと層の厚さが違うのだ。

突き抜ける上で不可欠な華がある

数回『仮面ライダードライブ』に出演している竹内涼真を見たが、背は185cmと高く突き抜ける上で不可欠な華もある。あの若さで演技はまとも。『下町ロケット』で経験豊富なスタッフやキャストにもまれれば、どんどんよくなる可能性は高い。これらの背景から、竹内涼真は将来のスター候補であると予想したわけだ。後はそのブレイクの時期だけ。『下町ロケット』でその辺りを感じとってみたい(*1)。

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*1(2015年11月30日更新):後半パートとなる「ガウディ計画編」が始まった。前半パートは顔くらいしか映っていなかったけれど、後半は竹内涼真が演じる立花洋介の重要度を高めてきたね。やっぱりホリプロ期待の若手俳優、事務所の力は大きいと思う。しかし、それに見合うだけの存在感は示している。いい顔付きをしているよ。

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この記事を書いている人

シュン(@shundrama)。ドラマ好きなおやじ。これからブレイクする俳優や女優を見つけることをライフワークとしている。