『監獄学園』で生徒役、新木優子の将来が楽しみ

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新木優子 photo book first.
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TBSの連続ドラマ『監獄学園-プリズンスクール-』が10月27日(火)の夜1時11分からスタートする。深夜枠のドラマながら侮れないのが、将来を有望視されるキャストが揃っていること。主演が中川大志で山崎紘菜や森川葵、武田玲奈などの20歳前後の若手に加え、少しお姉さまの護あさななど。その中でも最大の注目は新木優子(あらきゆうこ)だ。

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演出は映画監督の井口昇

彼女の話題に入る前に、作品について少々触れておこう。原作は『週刊ヤングマガジン』で連載中の漫画。今年の7月からはアニメ版がローカル局で放送されている。今回、ドラマ化にあたって注目すべきは、演出を手掛けるのが映画監督の井口昇であることだ。

カルトな作品を世に送り出す監督

代表作はよくわからないが、僕が監督の存在を知ったのは『片腕マシンガール』(2007年)。その後『ロボゲイシャ』(2009年)、『富江 アンリミテッド』『電人ザボーガー』(2011年)、『ゾンビアス』(2012年)など、いわゆるカルト的な作品を世に送り出している人である。ドラマの放送が始まる前に話題が飛躍しすぎかもしれないが、主要キャストの将来性や映画監督による演出などを考慮すると、次は映画化もあるのではないかと秘かに予想している。

新木優子は大手事務所の有力株

さて、話題を新木優子に戻そう。『監獄学園-プリズンスクール-』で演じるのは若本真吾/シンゴ(矢野聖人)が憧れる杏子(あんず)の役だ。ただ、ここで彼女を一番手に挙げたものの、それほど重要な役を演じるとは思っていない。その理由の一つには、同クールで10月10日(日)の夜1時25分からスタートする日本テレビの連続ドラマ『いつかティファニーで朝食を』にも出演しているからだ。

どちらかのドラマはほぼ撮影が終わっているのかもしれないが、掛け持ちで重要な役に付くことは考えにくい。どちらも中途半端だと思う。しかし、それでも新木優子に将来性を感じるのは次の理由による。

彼女はスターダストプロモーション(芸能3部)に所属している。いま最大の稼ぎ頭が北川景子。非常に質の高い女優が数多く在籍している大手事務所の若手なので、それだけである程度の将来性は約束されたようなものなのだ。

演技は堂々としたもの

調べてみると、そこそこ映画やドラマへの出演歴がある。既に『錨を投げろ』(2008年)という主演映画があり(大した内容ではないと思うが)、最新作ではオムニバス風に撮られた『家族ごっこ』(2015年)の中の『貧乳クラブ』で主演を務めている。予告編を見て判断しただけだが、なかなか堂々とした演技をする女優であることがわかる。

auのCMでは圧倒的な存在感を示す

一方、『家族ごっこ』とほぼ並行してauのCM、『Hello, New World.』篇にも出演。幻想的な映像の中に佇む彼女の美しさには心を奪われる。このCMを初めて見た時は外国人モデルかと思っていたが、新木優子だったのだ。この圧倒的な存在感も彼女を見逃せない理由の一つ。

女優の登竜門、『non-no』の専属モデル

さらに、彼女は女優の登竜門である『non-no』の専属モデルという顔も持つ。最新のプロモーション映像を見てみると、タレントとしての急速な成長を強く感じる。

キャリアは浅いが華がある

最後に先輩である北川景子の21歳の頃と比較してみた。当時の北川景子は既に主演作がありつつも、まだ女優としての自信がなかったためか映像から緊張感が漂って線の細さが目立っていた。一方、新木優子はキャリア的には負けていると思う。しかし、何か自信にみなぎっているのだ(性格に大きな違いがあるのかも)。美しさも負けていない。しかも、ただ美しいだけではなく華がある。どこまで演技力が上達していくかはわからないが、もう主演の顔付きをしていると感じる。早ければ2016年の春クール辺りで、女優としての転機が訪れるかもしれない。

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この記事を書いている人

シュン(@shundrama)。ドラマ好きなおやじ。これからブレイクする俳優や女優を見つけることをライフワークとしている。