『表参道高校合唱部!』で引田里奈役、森川葵は世界レベルの逸材か

女優

『表参道高校合唱部!』の初回視聴率は6.6%で第5話は4.8%。惨憺たる結果が続いているが、生徒役のキャストはいずれも演技がうまくて目を見張るものがある。その筆頭は主演の芳根京子ではなく、引田里奈役の森川葵(もりかわあおい)だ。

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事務所は第一線で活躍する女優が数多く在籍

森川葵 | スターダストプロモーション
2010年、ファッション雑誌『Seventeen』の専属モデルオーディションでグランプリに選ばれ、モデルデビュー。 2015年にフジテレビ系ドラマ「テディ・ゴー!」で連ドラ初主演を務める。翌年4月にはTBSバラエティ「A-Studio」の8代目アシスタントを務め、その後も女優として話題作に次々と出演。 レギュラー出演...

ネタバレはしたくないので詳細には触れないが、第1話ではメインキャストとして活躍していた。彼女の所属事務所はスターダストプロモーション(芸能1部)である。第一線で活躍する女優が数多く在籍。日頃から事務所内でも競争にされされているので、意識の高さは他の事務所の女優とは違うと思う。

『ごめんね青春!』では強烈な存在感を放つ

僕が印象に残っている連ドラは同じく学園物の『ごめんね青春!』(2014年)。放送時は好きなタイプの顔立ちではなかったので、生徒役の中では黒島結菜しか触れなかったが(『ごめんね青春!』で生徒会長役、黒島結菜は2016年の朝ドラ主演候補)、森川葵にも興味は持っていた。体は細いが目に力があり、強烈な存在感を放っていたからだ。

一言で表現すれば個性派の女優

女優としての奥深さを感じたのは『She』(2015年)。そして、『表参道高校合唱部!』を見て、王道ではないが一流の女優にのぼりつめることを確信した。まだ20歳ながら既に主演映画があるくらいなので、業界的にも評価は高いと思う。一言で表現すれば個性派の女優だ。

感受性の鋭さを感じる

演技がうまいというよりは、感受性の鋭さを感じる。ガラスのように繊細。演じるシーンの空気を感じて役柄に入り込み、リアルに表現しているように思える。連ドラの主演といえば、1~2年おきで作品をこなしていくが、彼女にそのイメージは思い浮かばない。それよりは単館で上映するような個性的な映画が似合う。尖った監督と仕事をして、いつの間にか世界の舞台に立ってしまうような感じ。視聴率至上主義から離れたところで、静かに見守っていたくなる女優だ。

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この記事を書いている人

シュン(@shundrama)。ドラマ好きなおやじ。これからブレイクする俳優や女優を見つけることをライフワークとしている。