広瀬すずが『学校のカイダン』で主演、強運をいかして突き抜けるか

女優

広瀬すずが2015年1月の土曜夜9時から放送される日本テレビの連続ドラマ『学校のカイダン』で主演を務めることになった。ただ、話題にはなるだろうが、主演女優としては早過ぎはしないかとちょっと心配している。

成長途上でのバッシングが怖い

確かにいずれ広瀬すずはゴールデンタイムの連続ドラマで主役に抜擢されるとは感じていた(『おやじの背中』の広瀬すず、出世コースをまっしぐら)。しかし、まだ16歳だ。女性としても女優としてもグングン成長している段階。どこでどんな風に変わっていくかはわからない。ここで底が見えたと判断されたりバッシングされては、将来性のある彼女にとってマイナスになるのだ。

事務所のあせりを感じる

どうしてじっくりと育てていけなかったのだろうか。何か事務所(フォスター)のあせりを感じる。それともドラマ出演を経て、是枝裕和監督の映画『海街diary』が2015年初夏に公開されるので、流れがいいと判断したのだろうか。

企画のヒントは『ビリギャル』か

ここで、ちょっと『学校のカイダン』の内容に触れておく。公式サイトに掲載されているキャッチコピーは次の通りだ。

ド底辺の「女子高生」×天才の「スピーチライター」

つまり、落ちこぼれ女子高生のサクセスストーリー。これを見て思い出したのが、『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)という本。企画のヒントは話題になったこの本にあったのではないだろうか。そう考えると、何か安易な発想でつまらなそうに感じてしまうが、実は『学校のカイダン』のスタッフがなかなか凄い。

実績があるスタッフが集結

ここで、彼らが手掛けて話題になった作品と僕が好きな作品をピックアップし、ドラマについては平均視聴率を映画については興収を調べてみた。

チーフプロデューサー:伊藤響
『花咲舞が黙ってない』(2014年)→16.1%

脚本:吉田智子
『カノジョは嘘を愛しすぎてる』(2013年)→興収17億円以上
『カエルの王女さま』(2012年)→9.1%
『全開ガール』(2011年)→12.3%

演出:南雲聖一
『花咲舞が黙ってない』
『リバウンド』(2011年)→11.2%
『ホタルノヒカリ』(2007年)→13.7%
『ハケンの品格』(2007年)→20.2%

どう、ハマりそうでしょ。力のあるスタッフとの仕事が続いているので、確かに広瀬すずは何か運みたいなものを持っているんだろうね。

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この記事を書いている人

シュン(@shundrama)。ドラマ好きなおやじ。これからブレイクする俳優や女優を見つけることをライフワークとしている。