『ドクターX』が絶好調、次は米倉涼子版の『anego[アネゴ]』が見たい

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米倉涼子が絶好調だ。シリーズ3作目ながら、主演ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』が視聴率20%台をキープ。仕事が順調とはいえ、40歳手前であの輝きは何なんだろうか。今後の動向について考えてみた。

派手できれいだが、色気は感じない

まずはちょっと昔の話から。『整形美人。』(2002年)の番宣目的だっただろうか。まだロングヘアの米倉涼子が『さんまのまんま』に出演していた時があった。当時から派手できれいだったが、話し方や仕草はがさつ。本人か他人の意見なのかは忘れたが、「さばさばして男っぽい性格」と話していた。

あれから10年以上は経過し、外見的にはグッと女度が増した。世の男性はあの太ももに興味があるようだが、僕はそれほど関心がない。実は米倉涼子にあまり色気を感じないのだ。

仕事人としては尊敬できる

おそらく演じているキャラクターが影響していると思う。見た目はより女性らしくなっても、がさつなイメージは変わらないのだ。でも、仕事人としては尊敬できる。女優という見られる職業に就く者として、極限まで美しさを追求している点が素晴らしい。相当努力をしているはずだ。そうでなければ39歳であの美貌は保てない。

この向上心は今後の出演ドラマにも影響を及ぼしてくると思う。同じところには踏み止まりたくない人だと推測されるためだ。だからこそ、『ドクターX』シリーズで定着したイメージから、一刻も早く脱却したいはず。そこで新境地の開拓となる。

米倉涼子の弱々しい部分が見てみたい

具体的には数々の成功を収めてきたテレビ朝日からは離れた方がいい。見たいのは篠原涼子が主演を務めた『anego[アネゴ]』(2005年)の米倉涼子版。

弱々しい部分をさらけ出し、いまの40歳前後の女性が共感するような主人公を演じると面白い。以前テレビで見たのだが、小泉今日子と飲んでいるとダメ出しされて泣いてしまうと話していたから、実現すれば素の米倉涼子が出てきてリアリティが増してくる。

強くてカッコイイから弱くて等身大。2015~2016年は新境地を開拓した米倉涼子が見られるかもしれない。

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この記事を書いている人

シュン(@shundrama)。ドラマ好きなおやじ。これからブレイクする俳優や女優を見つけることをライフワークとしている。