ようやく『きょうは会社休みます。』、初回の感想。想像していたよりはよかった。そして、注目していた福士蒼汰も上出来である。
以前の記事で『きょうは会社休みます。』の櫨山裕子プロデューサーについて触れた(『きょうは会社休みます。』で恋人役、福士蒼汰にチャンスが到来)。簡単に説明すれば、傑作を送り出してきた人だと。その時に書かなかったのだが、『きょうは会社休みます。』で少し心配していたのが演出だった。
初回は中島悟が担当。過去の演出作では『ドン★キホーテ』(2011年)が好きだったが、突き抜けるような作品がない人。そこが不安だった。でも、初回を見る限り、もっとも重要な繊細な描写が優れていた。そして、福士蒼汰もすっぽりとハマっていたのだ。
世間ではエレベーターでの「壁ドン」が話題になっているようだ。まあ、男の僕からすればそんなことはどうでもいい。気に入ったのは気負うことなく、柔らかい表情が出せている点。こういう雰囲気を醸し出せる俳優なのかと見ていてワクワクした。
もう確信した。事務所は研音なので超一流。注目作の話はどんどん入ってくる。先輩の例を考慮すれば、福士蒼汰は2年後の23歳でゴールデンタイムの連ドラの主演に抜擢される(*1)。2016年は福士蒼汰の年になると思うよ。
*1(2015年10月3日更新):もう放送は終了したけれど、ゴールデンタイムの連ドラの主演は『恋仲』で実現。僕が予想していたより1年も早かった。まだ人気や力が伴わない内に慌ててやることもないのに。いまのドラマ界はスターがいないということなのか。もしくは不振のフジテレビがあせってしまったのか。平均視聴率は10.7%。数字的には失敗で終わってしまったね。
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