淵上泰史にとって『ファーストクラス』は飛躍のチャンス

俳優

2014年夏クールの連続ドラマでは『昼顔』が『HERO』に次ぐ高視聴率を残しそうだ。注目はイケメン系の男性キャストだと感じてはいたが、斎藤工や北村一輝はほぼ想像していた通りに存在感を示した。一方、淵上泰史(ふちかみやすし)はそこそこ評判にはなったものの、ちょっと物足りなさが残った。次は10月から放送される『ファーストクラス』に出演。今度こそ、真の魅力が垣間見れるのではないかと思っている。

『昼顔』の役柄は物足りなかった

『昼顔』では元Jリーガーでモデル、利佳子(吉瀬美智子)の不倫相手という役柄だった。不倫をテーマにしたドラマだったので、放送前は濃いキャラクターを想像していた。しかし、実際にはアルバイトに精を出す大学生の兄ちゃんが、高嶺の花に熱をあげているようなイメージ。青臭いのだ。どっぷりと濃い人(北村一輝)がいたので、ここではかぶらないように「若さ」を全面に押し出すキャラクターにしたのかもしれない。

視聴率アップを期待されているか

そして、休む間もなく2014年秋クールの『ファーストクラス』に出演が決まった。またしてもフジテレビのドラマ。まだファンは少ないながらも、未知数の数字(視聴率)を期待されているんだと思う。まだ役柄は不明だが、今度はファッション業界を舞台にしているのでイケメン度を強調したキャラクターが想像される。『昼顔』よりは本来の魅力が表れてくるのではないだろうか。

出演シーンは少ないと予想される

ただ、淵上泰史にとってはかなり厳しい現場になると思う。それは出演シーンが少なくなることが予想されるためだ。テーマは悪女のバトル。中心は女優である。個性の強い女優にスポットライトが当たり、過激な描写に視聴者が反応。それに伴い女優の出演シーンがさらに重視され、彼の登場シーンは限定されるといった構図だ。

限られたシーンの中で強烈な印象を残しておきたいところ

撮影されたシーンが放送されないなんてこともあるだろう。でも、無駄にはならない。淵上泰史の人気が上昇していれば、後に発売されるブルーレイやDVDで「未公開映像」という特典として売りになるためだ。限られたシーンの中でどれだけ強烈な印象を残せるか。厳しい状況は予想されるが、淵上泰史にとって『ファーストクラス』は人気俳優としての飛躍のチャンスとなるだろう。

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シュン(@shundrama)。ドラマ好きなおやじ。これからブレイクする俳優や女優を見つけることをライフワークとしている。