色気があるのはわかっている。しかし、ここまでの彼は見たことがない。『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』で加藤修という画家を演じている北村一輝である。
利佳子(吉瀬美智子)の不倫相手。画家としては食べていけず、彼女の夫(木下ほうか)が編集長を務める雑誌でアルバイトをしている。ハングリーな設定だけに、内面に秘めているものは非常に激しい。
吸い込まれるような目、そして目力の強さは健在だが、さらに匂い立つような肉体美も加わってくる。人気は斎藤工でも役者としての奥深さは北村一輝の方が断然上だ。
公式サイトに掲載されている西谷弘監督のインタビューによれば、もっとも魅力を感じるキャラクターが加藤だという。だから、強烈な印象を残しているのであろう。北村一輝、45歳。まだまだ若い者には負けていない。
(関連記事)
『昼顔』で確かな存在感、斎藤工は次のドラマで主役か
『昼顔』の北村一輝、濃い画家役で真夏をさらに暑くする!?
淵上泰史にとって『ファーストクラス』は飛躍のチャンス
この記事を書いている人