斎藤工(さいとうたくみ)は実に数多くのドラマに出演している。しかし、俳優として何かが弱いのだ。その背景を調べてみた。
事務所で唯一活躍しているタレント
所属事務所はブルーベアハウス。公式サイトを確認してみたが、有名タレントは皆無だ。彼一人でこの事務所を引っ張っているという印象。一線級の俳優や女優を育てるシステムがないのだろう。またはスカウトに目がないのかもしれない。それでいて、彼が活躍しているのはまさに奇跡である。
『昼顔』では高校教師の役
さて、少し辛口に書いてきたが、気になる出演作も中にはあった。フジテレビの連続ドラマ『37歳で医者になった僕~研修医純情物語~』(2012年)である。熱血でありながら、どこか現状にあきらめ感を抱く指導医の役。キャラクターに個性があり、印象に残る演技をしていた。これが関係しているかどうかはわからないが、今度も同じくフジテレビで『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』に出演。またもや世間的には一目置かれる真面目な職業で、高校教師の役である。
視聴率に影響を及ぼすと判断されているか
さらに上戸彩扮する人妻の不倫相手という設定が加わる。かなり注目度は上がるのでここはチャンスだ。フジテレビがこういうキャスティングをしてきたのも、彼が視聴率に影響を及ぼす存在になるとの判断だろう。『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』は斎藤工にとって俳優人生を左右するドラマになるかもしれない。
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