天才役の山﨑賢人と天才・上野樹里が共演、『グッド・ドクター』が泣ける

何の予備知識もないまま、『グッド・ドクター』を見た。かなりクオリティが高いので、どの局のドラマかと思ったら不調のフジテレビ。主演の山﨑賢人(やまざきけんと)は想像以上によく、上野樹里(うえのじゅり)は相変わらずの安定感だった。

安易な障がい系ドラマかと思った

山﨑賢人が演じる主人公・新堂湊は自閉症でサヴァン症候群。普通の人から見れば変な人。一方で天才的な一面も見せる風変わりなドクターだ。サヴァン症候群といえば、映画『レインマン』(1988年)で広く知れ渡り、近年の連ドラでは『ATARU』(2012年)でも描かれていた。障がいに枠を広げれば『アルジャーノンに花束を』(2015年)も有名(そもそも原作が有名)。それもあって冒頭で大人になった新堂湊が登場した時、またかという不安な思いがよぎった。しかし、思いっきり泣けたのだ。

山﨑賢人の自然さが秀逸

最大の理由は山﨑賢人の演技力の高さ。元々下手ではないと思っていたが、このような難役を慣れない初回から自然に見せられるとは驚いた。これならば、上野樹里も手応えを感じながら芝居に集中できると思う。天才役と天才、ほとばしるような才能の共演。二人のやりとりを見るのが楽しみだ。

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