錦戸亮が『ウチの夫は仕事ができない』でもいい人、地味ながら活力を与えてくれる存在

視聴率は大したことないが、『ウチの夫は仕事ができない』は好きなドラマだ。その最大の理由は錦戸亮(にしきどりょう)が演じる小林司(つかポン)が魅力的だからだ。

土10に対する日テレの本気度が伝わってくる

そもそも『ウチの夫は仕事ができない』が放送されている日本テレビの土10は、前クールの『ボク、運命の人です。』から始まった新しいドラマ枠になる。形式上は土9からの移動で、変えてきたからにはうまくいかなかった理由があったはずだ。2作が放送された中で、いまのところは「ジャニーズ枠」。それだけで一部のドラマファンからは反感を買いそうだ。しかし、そんなことを忘れてしまうくらいに質が伴っている。この新しいドラマ枠に対する日本テレビの本気度が伝わってくる。

『ラスト・フレンズ』は黒歴史だったか


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錦戸亮が『ウチの夫は仕事ができない』で演じるキャラクターはまた「いい人」だ。ずっと、いい人が続いているような気がしたので、あらためて彼の出演作を振り返ってみた。その中で異色だったのは『ラスト・フレンズ』(2008年)。当時、日本でそれほど身近ではなかった性同一性障害を描き、錦戸亮はDV男の役。ある程度の評価はされたようだが、イメージは悪すぎた。上野樹里と瑛太が演じた役は共感できたが、このDV男はジャニーズの若手が演じるにはあまりに過激すぎ。ジャニーズ事務所にとっては、触れてほしくない過去なのかもしれない。その後の錦戸亮は、すっぽりと「いい人」におさまってしまった。

つかポンは見ていて清々しい

このイメージの固定化は、様々な人間を演じる職業の俳優としては、マイナスになることがある。理由は飽きられるから。だから、『ウチの夫は仕事ができない』が始まる前も少し心配していた。ところが、馬鹿正直なつかポンは見ていて清々しい。長年にわたって「いい人」を演じてきた経験からか、しっかりと中身が備わったキャラクターを表現できているのだ。

努力している人が報われない世の中はおかしい

一生懸命に努力している人が報われない世の中なんておかしいこと。そんないまの空気感をほっこりと癒してくれるつかポンは、地味ながら明日への活力を与えてくれる存在になっている。

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