『ひよっこ』で中卒の豊子役、藤野涼子は一流の演技派女優になるか

『ひよっこ』の舞台が東京に移り、ようやく新たなキャストに魅力を感じてきた。女優の中でもっとも注目しているのは、上野駅でみね子(有村架純)に刺々しい態度で接してきた兼平豊子を演じる藤野涼子(ふじのりょうこ)だ。

演技はうまいが魅力は感じなかった

最初から演技はうまいと思っていたが、ずっと笑顔もなくて女性としての魅力は感じなかった。中学を卒業して青森県から上京したばかりの女の子。役柄上、仕方がない。ところが、風呂上がりだったか、乙女寮の仲間たちと外でくつろいでいるシーンで初めて魅力を感じた。

濡れた髪の彼女にハッとした

いつもは束ねていた髪をほどき、濡れてパーマがかかっているかのようにダランとのばしている。ほのかに漂う色気。一瞬、新キャストかと思ってしまったくらいに印象が変わっていた。このシーンを見て藤野涼子に興味がわいてきて、プロフィールを調べてみたくなった。

佐々木蔵之介がいる事務所の新人女優

ケイファクトリーに所属する17歳の女優。実際には役柄より少しお姉さんになる。この事務所に主演級の女優はいない。稼ぎ頭は佐々木蔵之介になるだろうか。有名なところでは佐藤隆太、渋いところでは升毅や市川猿之助。時子(佐久間由衣)の兄に扮している渋谷謙人も所属している。初めは渋谷謙人のバーター出演かと思ったが、調べていく中で逆に彼が藤野涼子のバーターなのではと思い始めた。

映画『ソロモンの偽証』で主演デビュー


ソロモンの偽証 前篇・事件
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恥ずかしながら、藤野涼子の出演作は何も見ていないし、存在すらも知らなかった。デビュー作は何と主演映画。『八日目の蝉』(2011年)で有名な成島出監督の『ソロモンの偽証』(2015年)がその作品だ。2作目にはジャパニーズホラーの第一人者、黒沢清監督の『クリーピー 偽りの隣人』(2016年)に出演している。それほど力がある事務所ではないのに、デビュー時から破格の扱い。これは只者ではないと感じた。制作サイドが早くから女優としての力を認めて起用している証明だ。

蒼井優や黒木華に似た成長曲線を描くか

公式プロフィールによれば、神奈川県出身で特技はヒップホップダンス。田舎者の役は素の彼女とは違うだろう。事務所の公式サイトに掲載されている画像を見ると、案外大人っぽい。こうしてみると既に本格派の匂いは漂っているが、さらに恋愛経験が加わってきたら相当魅力的な女優に変貌すると思う。イメージは蒼井優や黒木華あたり。『ひよっこ』から一流の演技派女優が誕生しそうだ。

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