『母になる』は沢尻エリカの真の代表作になるか

日本テレビの水曜夜10時枠で放送されている連ドラが好調をキープしている。4月からスタートする作品は『母になる』。主演は何と沢尻エリカだ。この違和感について考えてみた。

『盲目のヨシノリ先生』のスタッフが再結集

ひとまず、作品データを挙げておこう。

キャスト:沢尻エリカ、小池栄子、板谷由夏、藤木直人、風吹ジュン、浅野和之、高橋メアリージュン、藤澤遥、望月歩
脚本:水橋文美江(『盲目のヨシノリ先生 ~光を失って心が見えた~』『早子先生、結婚するって本当ですか?』『ホタルノヒカリ』シリーズ、映画『シュガー&スパイス 風味絶佳』)
チーフプロデューサー:西憲彦(『視覚探偵 日暮旅人』『地味にスゴイ!』『盲目のヨシノリ先生 ~光を失って心が見えた~』)
プロデューサー:櫨山裕子(『盲目のヨシノリ先生 ~光を失って心が見えた~』『世界一難しい恋』『きょうは会社休みます。』『ホタルノヒカリ』シリーズ)、秋元孝之(『世界一難しい恋』『きょうは会社休みます。』)
演出:中島悟(『盲目のヨシノリ先生 ~光を失って心が見えた~』『世界一難しい恋』『きょうは会社休みます。』)

沢尻エリカといえば、実生活では離婚したばかり。子供はいない。常にその行動が注目され、大抵はバッシング。その華やかなイメージから、母性は感じられない。まずはこれが違和感の一つ。


24HOUR TELEVISION ドラマスペシャル2016 「盲目のヨシノリ先生~光を失って心が見えた~」 [Blu-ray]
amazon
楽天市場

もう一つは、いまなぜ沢尻エリカなのか。これは作品のプロフィールを調べてみて納得した。昨年、沢尻エリカがヒロインを務めた24時間テレビのスペシャルドラマ『盲目のヨシノリ先生 ~光を失って心が見えた~』が成功をおさめたようなのだ(キャスティングされていた高畑裕太の事件が影響を及ぼした可能性もあり)。そして、その時の脚本家、プロデューサー、演出家が再結集して制作するのが『母になる』である。

水橋文美江の脚本がポイント

普通に考えれば、そんなにうまくいくものではない。しかし、このスペシャルドラマ以外でも実績があるスタッフなので、最終的に『母になる』は期待できる作品に仕上がってくると思った。

特にスタッフの中では公式サイトの一番上にクレジットされている水橋文美江が柱となる。つまり、彼女の脚本が成功の鍵を握る。前述したスペシャルドラマ以前に、沢尻エリカとは映画『シュガー&スパイス 風味絶佳』(2006年)で組んだことがある。興行的にも成功していないし地味な映画だったが、僕は好きだった。その他、松下奈緒主演の『早子先生、結婚するって本当ですか?』(2016年)も低視聴率で終わった連ドラだったが、なかなかの秀作だった。『ホタルノヒカリ』シリーズは、綾瀬はるかがコメディエンヌとしての才能を開花させた作品。これらの実績から『母になる』が内容的に失敗する可能性は低いと思ったのだ。

視聴率的には鮮度の高い男性キャストがほしい

一方で心配なのは視聴率。チーフディレクターは平均視聴率12.9%で『世界一難しい恋』(2016年)を成功に導いた中島悟なのでそれほどでもないのだが、現状のキャストでは少し弱いと感じる(小池栄子や板谷由夏は演技はうまいが)。そこで、これから注力してほしいのが男性キャスト。現状では藤木直人しか視聴率を牽引するキャストがいない。ただ、彼は固定ファンがいるし実績もあるが、かつての勢いはもうない。例えば『東京タラレバ娘』の坂口健太郎のような旬の俳優が加わってくることが理想的だ(坂口健太郎が『東京タラレバ娘』で金髪のイケメン・KEY役、女性ファンは大騒ぎか)。

30歳になって再びチャンスが到来

沢尻エリカは華やかなイメージがあるので意外かもしれないが、実は大きく当たった連ドラがない。さらなるブレイクを目前にして、あの騒動(「別に」発言)で自らの可能性をつぶしてしまったのだ。30歳になったいま、そんな彼女に再びチャンスが訪れている。『母になる』は沢尻エリカの真の代表作になるかもしれない。

(関連記事)
大野智が演じる『世界一難しい恋』の鮫島社長がお茶目でカワイイ

スポンサーリンク
スポンサーリンク
おすすめコンテンツ
この記事を読んだ人はこんな記事にも関心があります
スポンサーリンク
スポンサーリンク