俳優・木村拓哉の黄金期は『若者のすべて』から始まった


SMAP解散騒動の全内幕
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連日のようにリオオリンピックで日本人のメダル獲得が報道され日本中が盛り上がっていたさなか、SMAPの年内解散が発表された。なぜこのタイミングで。自分の中で何ともいえない空虚感が漂った。日本の芸能界においてSMAPは空気のような存在で、メンバーがこの世からいなくならない限り永遠のような気がしていた。かつての勢いは失っても、年齢を重ねて円熟味を増したメンバーそれぞれの演技が見てみたいと思っていた。ただ、それはあくまでSMAPのメンバーとして。いまは夢から覚めて、現実に引き戻されたような感じがする。衝撃の発表から少し時間が経ったが、SMAPについて何かを記録しておきたくなった。

SMAP出演ドラマのランキングは木村拓哉作品に集中

初めに考えたのがSMAPのメンバーが出演してきた連続ドラマのランキング、ベスト10だ。しかし、ザックリと候補を挙げてみたところ、木村拓哉、草なぎ剛、香取慎吾ら3人の出演作しか選べなかった。しかも、大半が木村拓哉の出演作。ひとまず、いまはランキングを作ることはやめた。そこで辿りついたのがメンバーそれぞれの出演作に対する思い。「昔はよかった」なんて感傷に浸るつもりはない。プロフィールにも書いたように、基本的に僕の興味の対象は次世代のスター。それでも日本の芸能史においてSMAPは特別だ。だからこそ、書いておきたかった。当時の空気感を重視しつつ不定期で(そもそも不定期更新だが)、出演作を紹介していこうと考えている。

『あすなろ白書』の次作が『若者のすべて』


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どこまで書き続けるかはわからないが、まず初めはやっぱり木村拓哉。『若者のすべて』にしてみた。

木村拓哉の昔からのファンは、まず第一に『あすなろ白書』(1993年)を挙げるような気がする。主演は石田ひかりと筒井道隆。まだ木村拓哉が主演ではなかった時代。僕はあの大きなメガネがダメだった(ファンはあれこそ好きだったのだろうが)。そして、木村拓哉が『あすなろ白書』の次に出演した連続ドラマが『若者のすべて』(1994年)だ。

映画ファンにアピールするタイトル

当時いわれていたのが日本版の『アウトサイダー』(1983年)。ただ、僕は映画ファンでもあったので、まったく同じタイトルの1960年に公開されたイタリア映画の方を思い出していた。いずれにしても有名な映画をイメージさせている。それが戦略なのかと漠然と感じていた。

予告編のシルエットにしびれた

いまでも脳裏に焼き付いているのが、秋クールの新作として流れていた『若者のすべて』の予告編。暗闇の中で木村拓哉のシルエットが映し出され、『あすなろ白書』の時とは180度違うロン毛(死語)のスタイル。思わず背筋がゾゾっとした。そこには「コイツの時代が来るのか」と予感させるものがあった。その後の活躍は周知の通り。

主演は尖った映画俳優の萩原聖人

実は『若者のすべて』も主演は木村拓哉ではなくて萩原聖人。前述したように個人的にはビビっときてはいたものの、ドラマファンにとってはジャニーズのタレントが映画俳優と一緒に出演しているというイメージだった。萩原聖人にしてみれば主演は自分なのに、注目を浴びているのは俳優としては認めていないジャニーズの木村拓哉。面白くなかったと思う。後で知ったが、実際に二人は険悪な状態だったとのこと(その後、和解したらしい)。

ジャニーズのイメージを崩す振る舞い

はっきりいってドラマの詳細は覚えていない。ただ、木村拓哉に対して放送前に感じていた輝きは想像以上だったと記憶している。それまで品行方正なイメージだったジャニーズのタレントが本編ではタバコをスパスパ。また、いまではジャニーズのタレントが連ドラに出ることは当たり前だが、当時は珍しかった。先に田原俊彦という存在もいたが、仕事のフィールドを俳優業に向けた中での一時的な成功例。木村拓哉の存在はあらゆる意味で新鮮だった。ジャニーズ事務所のタレントとして、ドラマ界においては本当の意味でパイオニアだったと思う(同時に飯島マネージャーの眼力の凄さも裏付けることに)。

ミスチルの曲がジワジワと胸に響いてきた


BOLERO
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それから作品に大きな影響を与えたのが、それまでに『CROSS ROAD』や『innocent world』といったヒット作を飛ばしていたMr.Children(ミスターチルドレン)。代表的なのは主題歌となった『Tomorrow never knows』(『BOLERO』に収録)で、挿入歌も何曲かある。どのタイミングだったかは忘れたが、このドラマの影響も加わって彼らのCDはデビュー作から集めてしまったほどに好きになっていた。

俳優・木村拓哉を輩出した記念碑的な作品

いま振り返ってみて『若者のすべて』の内容自体は最高だったという記憶はない。しかし、俳優・木村拓哉を輩出し、Mr.Childrenの地位を不動にした上で記念碑的な作品であることは間違いない。

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