『ゆとりですがなにか』は岡田将生の俳優人生に大きな影響を与えるか


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この記事の前に『ゆとりですがなにか』のキャストが魅力的だと書いたが(『ゆとりですがなにか』の柳楽優弥、抜けた演技力で賞レースを賑わせるか)、岡田将生(おかだまさき)についても思うことがある。

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『ゆとりですがなにか』は岡田将生の単独主演作

まず初めに漠然と勘違いしていたことについて。『ゆとりですがなにか』は松坂桃李とのW主演ではなくて、岡田将生の単独主演作であること。放送前、唯一気になっていたのは柳楽優弥の出演で、僕にとってこのドラマや岡田将生はそんな程度の存在だった。しかし、見始めると中身の濃さや随所に盛り込まれるコミカルな描写に惹かれた。脚本はオリジナルで、いまや大御所となった宮藤官九郎が担当。しかし、どういうわけかクドカンワールドといわれるようなものは感じない。適度な抑えが効いているためだろうか。そして、岡田将生はどうかというと妙に面白いのだ。

岡田将生は苦手な俳優だった

本題に入る前に、あらためて岡田将生について振り返ってみる。名門スターダストプロモーションの所属俳優として、デビュー時から話題作に出演。初めて見た連ドラは『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』(2007年)だが、はっきりと存在を認識しているのは 『太陽と海の教室』(2008年)。その後も出演作を見ているが、どうも彼は苦手だった。

コメディが向いていることに気が付いた


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その理由はいくつかある。デビュー時からいい役に恵まれていることもあり、何となく反発したくなるようなエリート臭が漂っていること。そして、演じる役柄が生真面目で暑苦しいこと。『ゆとりですがなにか』の坂間正和役も暑苦しい。その前の『掟上今日子の備忘録』(2015年)の隠舘厄介役も暑苦しい。しかし、いま振り返ってみると隠舘厄介役は面白かった。ファンにとってはいまさらなことだろうが、コメディが向いていることに気が付いたのだ。このようにはっきりと認識したのは芸達者な相手役の存在が大きいのかもしれない。

暑苦しい演技が違和感なく見える

・ゆとりモンスター、山岸ひろむ役の太賀。
・破天荒に生きる道上まりぶ役の柳楽優弥。
・オンオフのキャラ変化が激しい恋人、宮下茜役の安藤サクラ。

さらに付け加えれば、

・飄々と生きるレンタルおじさん、麻生厳役の吉田鋼太郎。

これら曲者とからむことで、暑苦しくて大袈裟な演技が違和感なく釣り合って見えたというところ。『ゆとりですがなにか』は視聴率が振るわない小作だが、ここでの出会いは岡田将生の俳優人生に大きな影響を与えることになりそうだ。

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