『ラヴソング』でヒロイン、藤原さくらは勝算があっての起用

『ラヴソング』は福山雅治が結婚後に初めて出演する連続ドラマとして注目される作品だ。さらに話題としては、演技未経験ながらヒロインの佐野さくらを演じる20歳のシンガーソングライター、藤原さくらが挙げられる。

約100名の中から選ばれた彼女。注目のドラマとしては随分小規模なオーディションだ。既に情報が出回っているので知っている人もいると思うが、彼女の所属事務所はアミューズ。そう、福山雅治が在籍している事務所である。いわゆるバーターってやつか。自然体で考えれば、『ラヴソング』は無名の藤原さくらを売り出すためのドラマ。この事実を知った直後は、ちょっとがっかりさせられた。しかし、よくよく考えてみたら、藤原さくらの将来性の高さが浮かび上がってきた。

福山雅治といえば、アミューズのみならず芸能界でも最大の稼ぎ頭だろう。タレントは人気に左右される不安定な商売。結婚後初の大きな仕事には不安が伴う。それは福山雅治クラスでも一緒だ。同じ事務所の後輩とはいえ、わざわざ危険を冒してまで挑戦するには意味がある。ずばり、彼女に対して可能性を感じ、勝算を確信したんだと思う。

このような起用では、映画に出演したYUI(『タイヨウのうた』)や大原櫻子(『カノジョは嘘を愛しすぎてる』)、連ドラのヒロインを務めた中島美嘉(『傷だらけのラブソング』)が思い浮かぶ。シンガーソングライターという点ではYUI、フジテレビの連ドラという点では中島美嘉と共通点がある。それぞれ、起用時には成功を収めたが、その後の活躍では差が生じている。では、藤原さくらはどうなのか。まずは本業である音楽について触れてみよう。

あらためて、これまで発表してきた曲を聴いてみた。しかし残念ながら、強烈に突き刺さってくるものはなかった。あえて挙げれば『Walking on the clouds』。微妙なニュアンスなのだが、若き日のではなく「声が若いノラ・ジョーンズ」のようだ。YUIのような魂の叫びは感じられない。同世代のアーティストならば、圧倒的に家入レオが作り出す世界観の方が好きだ。

ただ、歌っている時に醸し出している雰囲気はいい。このドラマを経て本格的にシンガーソングライターの道を歩んでいくことになると仮定して、歌手としての本当に大きなチャンスは他人に作曲を任せた時じゃないかという感じがする。あまり作曲にこだわり過ぎると壁を越えられないような…。

はっきりいって演技力はどうでもいい。ミュージシャンの感性で自然に演じればいい。とりあえず『ラヴソング』自体は成功すると予想している。ずばり、視聴率は平均15%超。そのために取らなければならない初回視聴率は17%。福山雅治の主演ドラマならばいけるのでは?

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