『信長協奏曲』に『ウロボロス』、小栗旬が多忙な理由


信長協奏曲 DVD-BOX

小栗旬が多忙を極めている。映画への出演をはさみながら、連続ドラマは2014年秋がフジテレビの『信長協奏曲』で、2015年冬はTBSの『ウロボロス』。かつて主演クラスで、このように出演作を選んでいった俳優がいただろうか。その理由を考えてみた。

同じ事務所(トライストーン・エンタテイメント)に所属する綾野剛のスケジュールも凄まじい。しかし、小栗旬は重責を担う主演作の続投である(厳密には『ウロボロス』の主演は生田斗真)。それはまるで仕事が途切れることを恐れているかのようにも感じる。

個人的には苦手な俳優だった。理由は一気にファンが増えた『花より男子』(2005年)の花沢類役が嫌いだったため。いかにも「イケメンです」というあの雰囲気がダメだった。これが影響してか、その後の出演作には興味がわかなかったが、ちょっと見方が変わったのが『獣医ドリトル』(2010年)だった。表面的には武骨だが、実は心優しいという獣医の役が似合っていたのだ。

彼の出演作を眺めていると、ある傾向が見えてくる。それは前作のイメージをひきずらないようにしていること。本来、俳優とは様々な役を演じる職業である。それでも一度当たると、その演じやすい役を選びたくなるもの。しかし、彼はそういう選択をしない。イメージの固定化を避けているともいえる。勇気を持って新しいことに挑戦する男なのだ。

さて、少々前置きが長くなったが、記事タイトルに話を戻す。この異常なスケジュールの背景には、『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』(2014年)の好演が関係していると思う。

BORDER DVD-BOX

あれで各局が取り合いになったのではないか。しかし、そこは小栗旬、いい意味でまた期待を裏切る。『信長協奏曲』は新解釈の織田信長役で、『ウロボロス』は『BORDER』同様に刑事物だが演じる役はヤクザである。小栗旬、31歳。彼は若くしてセルフプロデュースができる、頭がキレる役者のようだ。

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